初夏のアトピーケアのポイントを考える(3)

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                   
今日は、生活面から、お肌の免疫力の低下を防ぐ対策について考えたいと思います。

                             

▼生活内で気をつけたいこととは?

お肌の免疫力にもっとも関わる生活習慣は、「睡眠」です。
十分な睡眠は、自分の体で免疫力をコントロールするための内分泌(ホルモン)の分泌を促しますし、また、掻き傷を修復するための成長ホルモンの分泌にも大切な役割を担っています。
さらに、精神的な面がアトピー性皮膚炎の方は、症状に直結した影響を与えることがありますが、精神的なストレスの解消には睡眠が大きく関わります。
寝るといやなことを忘れることができた、という経験は多くの方がしたことがあると思いますが、これも睡眠の働きによるものです。
同時に、肉体的なストレス=疲労も、睡眠により解消されやすくなります。
暑い時期は、熱帯夜もあって睡眠が取れづらくなることもあるでしょう。また、寝汗によって、痒みから眠れない、という方も増えてくると思います。
睡眠は、アトピー性皮膚炎回復のための、もっとも基本となる生活習慣です。
状態が悪い時には、なかなか上手に睡眠を確保することが難しいかもしれませんが、少しずつでも睡眠の時間が確保できるような工夫は行いましょう。
また時間の確保と同時に、できれば、睡眠のリズムも考えることも大切です。
内分泌の関係から見ると、夜の就寝時間と起床時間が、その分泌の促進に深く関わることが分かっています。
夜11時に寝て7時間睡眠をとる方と、深夜2時に寝て同じ7時間の睡眠をとる方では、内分泌の量は、前者の方が多くなることが分かっています。
また、ヒトの体内時計は、日光を浴びることでリセットされ、リズムを正しく刻むことができるのですが、そう考えると理想的な起床時間は6~7時といえるでしょう。
すぐには無理でも、こうしたリズムを考えた睡眠がとれるように行動してみましょう。

この他でも、食欲が減衰してミネラルが不足しないようにする、エアコンの中で過ごし過ぎないように注意する、入浴でしっかり血液循環を良くする、なども気をつけたいところです。

これから迎える季節のケアは、冬から春のケアとは異なったケアが必要になります。
適切なケアで乗り切るようにしましょう。

                         
おまけ★★★★博士のつぶやき

皮膚の免疫は、皮膚だけ見ておれば良い、というものではない。
皮膚は、ヒトが持つ最大の「臓器」とも言われており、他の器官との関連性も深い。
したがって、毎日の生活習慣が、「他の器官」に負荷を与えているような場合、結果的に皮膚にも負荷を与えておることがある。
生活習慣の中に、アトピー性皮膚炎の大きなヒントがあることは忘れないようにして欲しいところじゃの。