初夏のアトピーケアのポイントを考える(2)

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

                      
今日は、昨日の続きで、お肌の免疫力を落とさないために注意したいケアについて考えてみましょう。

                      

▼お肌の免疫力を落とさないケアとは?

まず、必要になるケアは「洗浄」です。
皮膚を洗浄することは、相応のデメリットも伴いますが(皮膚の常在菌のバランスを乱す、皮膚を乾燥させやすくする、など)、これから気温が上昇する季節は、それらのデメリットよりも、洗浄することで有害な菌を洗い流す、あるいは有害な菌が繁殖しやすくなった環境をリセットする、というメリットの方が大きいと言えます。
基本は、水洗い、汚れが強い場合には、ぬるま湯の洗浄、つまり「洗い流す」という行為です。
ただ、汚れの多くは水溶性よりも脂溶性のものが多く、水やお湯で洗い流すだけで汚れが十分に落ちない場合には、石けんやソープなど、洗浄剤を使うことも必要になります。
汚れを落とすために使われる洗浄剤の多くは、界面活性剤のため、洗い流す際に汚れと同時に乳化させた皮脂も一緒に落としてしまうため、どうしても皮膚のバリア機能を低下させてしまいます。
そこで、洗浄後は手早く、スキンケアも重ねて行うことを忘れないようにしましょう。
このとき、必要なスキンケアは、皮脂の代わり、ということを意識して「保湿」を重視したケアにしましょう。ただし、油分が多いケアアイテムは、皮膚がベタベタして気持ち悪く感じることも多いと思います。オイル系の保湿アイテムよりも、保水アイテムの中で、保湿を並行して行えるアイテムを選択するようにしましょう。

昨日、夏に悪くなるタイプの方は、ジュクジュク炎症を伴う、と書きましたが、このジュクジュクする原因は「掻き壊し」のためです。
したがって、肌のバリア機能は大きく低下した状態のため、洗浄を行うにも、浸みたり痛みを伴ったり、苦痛を感じることもあって、洗浄を積極的に行わない方も増えてきます。
しかし、肌に定着した「悪い常在菌」は、そのまま放置しておくと、アレルギーを増悪させる原因になりますから、やはり「皮膚の細菌叢を整える」ための対策はしっかり取るようにして欲しいと思います。

浸みる場合も、工夫することで、少しでも和らげることは可能です。
例えば、洗浄剤を10倍に薄めて手で洗ったら、浸みずに洗えた、というケースもあります。
個々人により対策は異なりますが、自分にできる対策を行うようにしましょう。

明日は、生活面の注意点を取り上げてみましょう。

                   
おまけ★★★★南のつぶやき

個々人の対策が異なる部分は、ご自身の症状や生活環境によって、異なるからです。
自身がどのような対策が合っているのかがお知りになりたい方は、お気軽にアトピー相談室までご相談ください。

●アトピー相談室 0120-866-933(受付時間 10時~19時)