ヒルドイドの保険適用は正しいのか?

西だ。

 

 

 

 

 

 

 

                     
久しぶりにブログを担当する。
昨年、ヒルドイドを美容目的で医師から処方されることによる、保険適用分の負担が大きいことがニュースになっていたが、今回、関連する記事がWebに出ていたので紹介しよう。
         
        
●ヒルドイドの処方量制限、見送りへ 「美容」利用で問題
https://www.asahi.com/articles/ASL1S3Q6GL1SUBQU00B.html
       
「美容クリーム」としての利用が問題となっていた公的医療保険の対象の塗り薬について、厚生労働省は処方量の上限規制の導入を見送ることを決めた。この塗り薬のような保湿剤が必要ながん患者団体などから反発を受けたためだ。
この塗り薬はアトピー性皮膚炎などの治療に使う「ヒルドイド」とその後発医薬品。保湿効果があり、雑誌やインターネットで美容クリームとして紹介されることが多い。医師から処方されれば現役世代なら自己負担は3割ですみ、厚労省の調査で大量に処方されている事例も見つかった。
このため、厚労省は不適切な保険の使い方を減らそうと、医師が1度に処方できる量に上限を設けることなどを検討してきた。だが、がん患者団体などから「放射線治療による皮膚障害に保湿剤は欠かせない」といった声があがり、断念した。
            
        
以前、アトピー性皮膚炎の治療を行う医師から「黄色ブドウ球菌に対する薬を処方したところ、レセプトで、抗菌剤をアトピー性皮膚炎の治療として使いすぎていると、保険適用できずに、病院から始末書を求められた」という話を聞いたことがある。
これは、抗菌剤をアトピー性皮膚炎の治療で使用していはいけない、ということではなく、アトピー性皮膚炎の治療として「使いすぎている」から、保険適用は一定量しか認めない、というものだった。
今回の記事の内容についても、レセプトで申請された際、がん治療と分かっている場合には適用させて、そうでなければ適用外にする、という方法もあったはずだし、事実上、そうした対応を行っている保険組合もあるのではないだろうか。
それを、わざわざ、保険適用外にしない、と厚生労働省が「宣言」したことは、ヒルドイドに対する、何らかの「忖度」があったのではないか、と考えたくなるところだ。
気になった記事だったので、取り上げてみた。

                           
おまけ★★★★東のつぶやき

ヒルドイドを、保湿剤として長年連用するアトピー性皮膚炎の方がいますが、ヒルドイド自体は保険適用で処方される「薬剤」ですので、薬効もあれば副作用もあります。
発現率は低いですが、長期連用している方の中に、赤みなどで悩む人もいるようですので、注意は必要でしょう。