ペットにもスキンケアが必要??(2)

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                         
今日は昨日の続きを紹介しましょう。
            
             
●ペットのアレルギーは「スキンケア」で予防できる。猫と毎日風呂に入る時代は目前?
http://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/pickup/15/1008498/011201095/?rt=nocnt

                         
▼犬も猫も皮膚バリア機能(経表皮水分蒸散量)を測定
        
このため、島田院長は動物病院が治療の話だけでなく、スキンケアを通じた予防の話もできるような場にすることに力を入れている。例えばペットのバリア機能がどの程度あるかについては、検査機器が開発されているため測定可能だという。
「皮膚が健康であるためにはうるおいやバリア機能が重要だが、見た目だけでは判断できない。人間の場合『皮膚生理機能検査』という、皮膚の状態を数値で表せる検査がいろいろあるが、ペットにもその検査を応用した測定器がある。これは皮膚バリア機能に関連するパラメーターである、経表皮水分蒸散量(TEWL)、角層水分量、皮表pHといったものを測定するもので、飼い主に対してペットの皮膚が“乾燥している”“バリア機能が低下している”ということを、客観的な数値で示せる」(島田院長)
ただし、現段階では一般的な検査とはいえないそうだ。検査を行う測定機器を常備する病院は少なく、検査に必要な知識と経験を持つ医師も多いとはいえないからだという。また、ペットの皮膚生理機能に関する研究は発展途上であり、まだ「正常範囲」が定まっていないことがほとんど、というのも大きな理由だろう。例えば島田院長の研究によれば犬種や猫種の違い、年齢差、性差はそれほど大きくはないものの、季節や測定部位の違いによる影響は出やすく、測定時のペットの興奮度に左右されることもある。
とはいえ「これからのペットの皮膚科は、説明の分かりやすさが求められるようになる」(島田院長)ことからも、この測定機器は現在は高額でも、検査の重要性が周知され、定期的に行うペットが多くなれば、導入する病院の増加が見込まれ、単価が下がる可能性もあるという。
            
▼猫と毎日一緒に風呂に入る!?
        
もう一つ、島田院長が今後予測されることとして、「ペットと一緒に風呂に入るのが普通になる時代がもうすぐ来る」というものがある。ある程度の年齢になってから突然お風呂に入れると嫌がる犬猫は多いが、小さいうちから少しずつお風呂の環境に慣れさせていくと、喜んで入るようになる場合があるという。シャンプーは週1回程度にして、湯あみは毎日でもいい(湯の温度は38度を目安)。お湯に入らなくても、風呂のふたのところに座っていれば岩盤浴のような温熱効果も期待できる。
「アトピー性皮膚炎は発症すれば完治しない病気で、無理なくあまり薬を使わず、かゆみのない状態を維持していくことがゴールとされているが、発症しなければそれが一番いい。プロアクティブ療法(症状の出る前から予防的に外用剤を用いて発症を抑える方法)は人間で行われているが、今後は犬や猫にも積極的に適用していきたい」(島田院長)。
            
            
記事に書かれている皮膚の「経表皮水分蒸散量」を測定する検査は、ヒトのアトピー性皮膚炎と非常に似ているといえるでしょう。
FグリンアップとTGFガードの開発に関われた日本大学の先生は、犬のアトピー性皮膚炎から人への応用へと研究を進めてこられましたが、研究の中では、犬のアトピー性皮膚炎について、「アレルゲン」という認識はあまり出てきませんでした。もちろん、ハウスダストなどが関係していた可能性はありますが、記事に書かれているように、皮膚のバリア機能を重視した研究が中心になっていました。
最後の「猫と一緒に風呂に入る」意味合いについては、記事の中では「温熱効果」を期待してるようです。本来なら、バリア機能を考えているのであれば、入浴による温熱効果というメリットと同時に、入浴による「乾燥」という心配も出てきます。しかし、猫は、ヒトよりも体温が高く「38~39度」が平熱のようですので、一般的な日本人の入浴温度41度前後は、ヒトでいうと39度前後となり、皮膚のバリア機能への影響が少ない入浴温度になるのかもしれません。

今の時代、犬猫は子どもの数よりも多くなっています。
その「健康」を考えていく中で、アトピー性皮膚炎が増加している傾向は犬猫も同じようですから、ヒトと同じ環境下で過ごす以上、その対策はヒトと似たものを行うことが大切になるのでしょう。
逆にいえば、犬猫に有効な「アトピー対策」はヒトにも共通する部分はあるのでしょう。

                         
おまけ★★★★南のつぶやき

一番最後に書かれている「プロアクティブ療法」は、ヒトでも「マイナスの影響」の報告が多くなりつつある方法ですので、犬猫は、より慎重になる必要があると思いますが、基本的に、皮膚のバリア機能に重点を置いた人と同じ対策が必要になっているのは興味深いところですね。