子どものアトピーはどうやって治すのが大切なのか?(1)

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                  
アトピー性皮膚炎の原因は、個々人により異なり、複雑に絡み合った要因が関係していると考えられています。
その要因の中には、「体質」や「生活環境」「生活習慣」など、ありとあらゆるものが考えられますが、子どものアトピー性皮膚炎、とくに生後間もなくからアトピー性皮膚炎が発症したケースを考えると、そこには、「生活環境」「生活習慣」の要因は限りなく低くなってきます。もちろん、急性的な症状を示す場合は、化学物質などが影響した可能性もありますが、基本的にアトピー性皮膚炎は「作られていく」疾患的な側面が強いと考えられ、後天的な要因がマイナス要因として関与しているケースはやはり大人の方が多いと言えるでしょう。

では、子どもの場合、どういった原因がそこには考えらるのかと言うと、もっとも大きなものは「成長が十分でない」という部分です。
身長が伸び、体重が増える、歯が生える、毛が生えてくる、これらは生後から「成長」という括りの中で子どもに生じる現象ですが、体内の機能、内分泌機能、自律神経機能、そしてそれらに支配されている免疫機能も「成長する機能」といえます。
特に、皮膚のバリア機能が関係していると考えられるアトピー性皮膚炎の場合、成長と言う因子の中で考えなければならない「免疫機能」は、アレルギーの炎症反応を抑制する「力」の部分と言えるでしょう。

この成長とは、子どもの場合であれば「体質」という部分も、含まれてきます。
一言で「アレルギー体質」と言いますが、その体質は「単一」の共通したものを指示しているわけではありません。
結果的にアレルギーを生じさせやすい「体質」であることは確かなのでしょうが、アレルギーに関わる免疫機能は、一つの機能だけではありませんから、何十もの機能の中で、弱い、強いという部分は個々人により異なるからです。
つまり、アレルギー体質を結果からみると(アレルギーを出しやすい)、同じ色に見えやすいのですが、入口の部分(原因)からみると、その色は個々人により全然異なったものであると言えるでしょう。

こうした免疫機能や体質は、個々人の生活環境や生活習慣の違いにより影響を受けている部分を考えて対処していく必要があります。
では、子どもの場合、どのように「体質」や「免疫機能」を「正常に成長」させればよいのでしょうか?
続きは明日にしたいと思います。

                            
おまけ★★★★大田のつぶやき

昔は、アレルギーは本来、無害な異物に対して働かに免疫機能が働いてしまう、ということで免疫が「過剰」な働きをするため起きる疾患、と考えられていましたが、最近では、ヘルパーT細胞やサプレッサーT細胞の働きが解明されることで、「アレルギーを抑える働き」が弱いことで、結果的にアレルギー症状を引き起こすケースがあることも分かってきました。
特に、最近増加している皮膚機能の異常から生じるアトピー性皮膚炎は、これに該当することが多く、免疫機能が弱い方にバランスが乱れていることが原因と考えられています。
抑える治療、元の働きに戻す治療、治療法によりその目的とする部分は異なりますが、治療を受けることで生じるデメリットを少しでも軽減させるためには抑える治療よりも働きを促す治療の方が良いのかもしれません。