2018アトピー性皮膚炎のポイントとは(3)

昨日までで、「皮膚のバリア機能」そして「アレルギー」について述べてみた。
今日は、「生活習慣」について考えたい。

最近のアトピー性皮膚炎を発症させる原因は、皮膚の機能にあることを述べたのじゃが、特に「アトピー性皮膚炎」の症状、痒みや炎症を作り出す要因として注意すべきなのは「表皮の状態」にあることは確かじゃろう。

健全な表皮を形成する要因としては、皮膚の細菌叢や表皮育成因子など多くのものが関わっておるが、こうした要因に影響を与えておるのが「生活習慣」じゃ。
睡眠や食事、運動、そしてストレスの解消、といった心身に影響を与える要因は、同時に皮膚機能にも影響を与えておることがある。
生活習慣の大きな問題点は「反復継続」しておる、つまり、いったん悪化要因となった場合に、その生活習慣そのものを変えていかないことには、「悪い影響」も反復継続してしまう、というところにあるじゃろう。

そして生活習慣を変えるためには、「本人」が気づき、自ら実行することが大切じゃ。
他人が生活習慣を無理やり変えても、その必要性を本人が自覚しておらんと、子どもはともかく成人の場合には、「元の生活」に戻りやすい。
薬などの問題点の一つは、薬を使用することで症状が抑えられると、こうした病気の根っこにあるはずの「生活習慣」を変える必要性まで気が回らなくなる、というところにある。
アトピー性皮膚炎が生活習慣病の一つして捉える医師もおるのは納得じゃの。

明日は最後の「生活環境」について述べたいと思う。