2017年12月あとぴナビ特集記事より「冬のアトピーケア」(3)

北です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                 
今日は、今回のテーマの最後で、「年末年始の生活」について述べたいと思います。
        
        
●冬のアトピーケア
(2017年12月・1月号あとぴナビ、より)
          
▼年末年始の生活に気をつける
        
12月から1月は、クリスマスや年末年始に伴う多くのイベントが集中します。
毎年、この時期を過ぎると、「睡眠不足」「食べ過ぎ」などによる症状の悪化と思われるご相談をいただきます。もちろん、こうした年に一度のイベントは、思い切り楽しんでいただきたいと思いますが、少なくともアトピー性皮膚炎の症状に影響を与える要因は、排除できるように気をつけて欲しいと思います。
       
・睡眠不足
もっとも多いのは、やはり睡眠不足からの症状悪化でしょう。
特に、この場合、痒みの増加による、さらなる「眠れない」状況を作り出すことがあり、眠れない↓痒みが増加↓痒みが増えて眠れない、といった悪循環を短期間で作り出すことがあります。
痒みや炎症などの症状にお悩みの場合はもちろん、ある程度症状が落ち着いている方も、「睡眠」の確保だけは、最優先で行うようにしましょう。
また、初詣など深夜の行動では、就寝のリズムの乱れが連日続かないように気をつけましょう。
万一、睡眠不足による症状の悪化が見られた場合、それまで、ある程度、睡眠がとれる状態だった方は、「睡眠のリズム」を優先するようにすると良いでしょう。昼間に睡眠をとるのではなく、通常の夜、眠っている時間に就寝するようにして、睡眠のリズムを守るようにしてみましょう。
もし、皮膚の状態が悪く、睡眠のリズムも元々良くなかった方は、「睡眠時間」の確保をまず優先して、少しずつ、リズムを元に戻すようにしましょう。
昼夜逆転しているような場合、リズムを元に戻してくためには一定の時間がかかりますが、睡眠時間が確保できていないと、余計に夜の痒みが強くなることがあります。
お肌の状態に合わせた対処を行いましょう。
          
・食べ過ぎ
食べ過ぎによる症状悪化のご相談も多くなります。
食べ過ぎて症状が悪くなった、という場合、そこからは事後対処になりますので、例え楽しいイベントであったとしても、アトピー性皮膚炎の症状悪化を防ぐことを優先して考えるならば、暴飲暴食は避ける必要があります。
もちろん、暴飲暴食が症状悪化に必ずつながる、というわけではありません。しかし、糖質、脂質の過剰摂取が、皮膚のバリア機能の低下につながるケースは多く、いったん掻き壊しが強くみられた場合、そこから回復するまでには一定の時間を要することになります。
「自己管理」は、アトピー性皮膚炎の「予防」に対して、大きな柱であることを意識するようにして欲しいと思います。
            
・飲み過ぎ
アルコールの摂取による、症状悪化は、経験したことがある方も多いのではないでしょうか?
アルコールによる血管拡張効果は、ヒスタミンなど起因物質(化学伝達物質)を血管外に漏らしやすくなり、また、肝臓での解毒も体にとって大きな負荷に繋がります。
もちろん、アトピー性皮膚炎の方にとって、アルコール摂取が禁忌、ということではありませんが、まず「飲んで良いお肌の状態なのか?」「飲み過ぎていないか?」の2点は、しっかり管
理していくようにしましょう。
極端な二日酔いなど、体調の大きな悪化を伴うと、睡眠不足など、他の生活習慣の要因にも影響を与えることがあります。注意するようにしましょう。
            
その他、帰省に伴う長期の移動、ストレスなど、他の時期にはない肉体的、精神的な負荷を受けることもありますが、いずれの負荷も、それを解消するのは自らの「力」です。
あらかじめ予防できる負荷は避ける努力も必要ですが、受けた負荷をいかに上手に解消するのかも大切になってきます。
年末年始をしっかり楽しんで、そしてお肌を悪化させず、状態が悪い方は少しでも前進できるようにケアしていきましょう。
        
        
記事は、以上となります。
どうしても不規則な生活を送りがちな時期ですが、この時期にお肌の状態を落とすと、乾燥に弱い方は、一気に症状が強くなることがあります。
自己管理が必要な部分も多くなりますが、しっかり意識を持って、対処していくようにしましょうね。

                    
おまけ★★★★北のつぶやき

今回紹介したケアの記事は、電子版でもご覧いただけます。
興味のある方は、ぜひご覧ください。

●あとぴナビ電子版
http://www.atopinavi.com/eb/index.html