ライムの皮と日光と皮膚炎

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                     
松山市の皮膚科医が行った興味深い実験が記事になっていましたので、紹介しましょう。
          
         
●ライムの皮で皮膚炎のおそれ
http://www3.nhk.or.jp/lnews/matsuyama/20171221/8000000104.html
         
かんきつ類のライムを日光のもとで素手で大量に絞ると、ライムの皮に含まれる物質が紫外線と反応し、人の皮膚に深刻な炎症を引き起こす恐れがあることが松山市の皮膚科医の検証実験でわかりました。
松山赤十字病院の皮膚科の雲財崇医師は、この秋、かんきつ類のライムを日光のもとで素手で大量に絞った男性に、両手の甲が腫れ上がり、その後、皮膚がただれる炎症が出たことを受けて実証実験を行いました。
実験では「ライムの果汁」と、「皮から出るオイル」とをそれぞれ腕に少量塗り、紫外線を10分間あてて調べた結果、皮から出るオイルを塗った皮膚の部分だけが激しい炎症を起こしました。
雲財医師は、「ライムの皮に含まれる『ソラレン類』という物質が紫外線を浴びることで皮膚の細胞にダメージを与えた恐れがある」と分析していて、体質に関係なくこうした炎症が起こるおそれがあるということです。
「ライムだけでは有害にはならない」とした上で「屋外で、素手で絞るのは控えて欲しい」と注意を呼びかけています。
雲財医師は、今月上旬に徳島県で開かれた皮膚科医の学会でこの実験結果を発表したほか、今後、医学誌への掲載も予定しているということです。
         
         
記事を読むと「ライムの皮に含まれる『ソラレン類』という物質が紫外線を浴びることで皮膚の細胞にダメージを与えた恐れがある」ということのようです。
興味深いのは、「体質に関係なくこうした炎症が起こるおそれがあるということ」という部分でしょうか?
アトピー性皮膚炎の場合、皮膚のバリア機能の低下から発症するケースが増えています。
アレルギーは、アトピー性皮膚炎発症後に、増加して症状の悪化要因になりますが、アトピー性皮膚炎の発症要因に直接関わっていないケースです。
今回の、こうした皮膚に刺激となる物質が関係して皮膚炎を起こし、バリア機能が低下すれば、それはアトピー性皮膚炎の発症要因になることも考えられます。
同時に、現在、アトピー性皮膚炎でお悩みの方の場合、バリア機能の低下は症状の悪化に繋がります。
もう一つのポイントは、今回のライムで考えると、直射日光にあたる環境でなければ、炎症はおきづらく、紫外線を浴びる環境下にあることが要因として挙げられていることです。
心当たりのある方は、気をつけるようにしましょう。

                          
おまけ★★★★大田のつぶやき

今回はライムが取り上げられていましたが、ソラレン類を含む果実は他にも、ミカンやレモン、オレンジ、グレープフルーツなど柑橘系の果物に多く含まれるようです。
野菜でも、セロリやニンジン、いちじく、パセリ、シソなどに多く含まれるようです。
ソラレンが紫外線を受けて光毒性の影響を与えやすいのは、摂取後2時間ぐらいのようですので、これらの野菜や果物は夕方や夜に食べるようにしましょう。