【閑話休題】ぜん息対策は緑化が良い?

ショウゴです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                   
昨日は、東さんが花粉症の記事について書いていたので、今日はぜん息の記事を一つ紹介するね。
          
         
●都市の緑化で「喘息」の入院率が低下!「樹木の多さ」が大気汚染防止に絶大な効果を発揮
http://healthpress.jp/2017/12/post-3415.html
        
英エクセター大学医学部のIan Alcock氏らの研究チームは、「大気汚染が悪い都市部でも樹木が多い地域ならば、喘息で入院するリスクは低下する」とする研究論文を『Environment International』12月号に発表した(「HealthDay News」2017年11月27日)。
発表によれば、Alcock氏らは1997~2012年に英国の都市部2万6455地区で記録された喘息による入院約65万件のデータを分析し、地区間で喘息による入院率を比較した。その結果、「大気汚染レベルが最も高い地区」では「樹木の多さ」が喘息による入院率の低下と関連していた。
たとえば、大気中の微小粒子状物質PM2.5の濃度が約15μg/m3、あるいは二酸化窒素(NO2)の濃度が約33μg/m3の地区は、樹木が1km2当たり300本多ければ、喘息による入院が住民10万人当たり50件減少する事実が判明した。ただし「大気汚染レベルが低い地区」では樹木が多くても喘息による入院率の低下は認められなかった。
一方、「大気汚染レベルが低い地区」では緑地や庭園が多ければ、喘息による入院率が低下した。ただ、「大気汚染レベルが最も高い地区」では緑地や庭園の多さと喘息による入院率の低下との関連は認められなかった。
Alcock氏は「緑地や庭園が多い効果は汚染物質の濃度が低い地区で認められ、樹木が多い効果は汚染物質の濃度が高い地区で認められる。つまり、都市部の植生はデメリットよりもメリットが大きいが、植生の効果は一様でない」と説明している。
なお、植生の種類によって喘息による入院率への影響に違いがある理由について、Alcock氏は「草の花粉は大気汚染物質との相互作用でアレルギー症状を引き起こしやすくなるため、大気汚染レベルが高い地区では緑地や庭園によるメリットが小さい。一方、樹木は大気から汚染物質を除去するため、汚染レベルの最も高い地区なら最大のメリットが生じる」と語っている。
            
▼大気汚染と重篤疾患の元凶「PM2.5」に警戒を!
        
PM2.5などの微小粒子状物質は、大気中に浮遊している2.5μm(1μmは1mmの1000分の1)以下の小さな粒子。従来の環境基準が定める浮遊粒子状物質(SPM:10μm以下の粒子)よりもさらに小さな粒子だ。
微小粒子状物質は、燃焼によって排出される物質と、硫黄酸化物(SOx)、窒素酸化物(NOx)、揮発性有機化合物(VOC)などのガス状大気汚染物質が大気中の化学反応によって粒子化した物質とがある。
発生源は、ボイラー、焼却炉などのばい煙を発生する施設、コークス炉、鉱物の堆積場などの粉じんを発生する施設の他、自動車、船舶、航空機などの人為起源のもの、土壌、海洋、火山などの自然起源のものに分かれる。
PM2.5の濃度が高まると、呼吸器系や循環器系の疾患のリスク因子になりやすい。
PM2.5の濃度は、季節による変動がある。毎年3~5月頃に濃度が上昇し、夏~秋に比較的安定する。春先は黄砂も飛来するので注意が必要だ。黄砂は、東アジアの砂漠域(ゴビ砂漠、タクラマカン砂漠など)や黄土地帯から強風によって大気中に舞い上がった黄砂粒子が浮遊・降下する現象だ。
住んでいる地域のPM2.5などの大気汚染物質濃度を知りたいときは、大気汚染物質広域監視システム「そらまめ君」のサイトが参考になる。
都市の緑化でPM2.5の濃度が抑制され、喘息が減るのは朗報だ。ただ、冬季は樹木が立ち枯れて瑞々しさが失われるのは少し寂しい。冬来りなば春遠からじ。PM2.5などの大気汚染物質への警戒も怠らないようにしよう。
        
          
当たり前のことだけど植物は、大気浄化の役割を担っている、だから緑が少ない都会こそ、緑を「増やす」対策が大切だ、ってことだよね。
そう考えると、ぜん息は、「人為的」に作られている(社会環境、という意味合いで)側面は否定できないことになるんだけど、同時に、人為的である環境ならば「人の手で改善できる」ことも確かだと思うんだ。
便利な生活と健康な生活は、相反する部分もあるけれど、どちらを優先すべきなのか、しっかり考えていきたいよね。

                           
おまけ★★★★大田のつぶやき

昨日の東君の記事も、年齢による発生率の違いなどが現れていましたが、今日の記事を読む限り、社会環境的な側面は、もっと真剣に考えていくべきなのかもしれません。
「健康な生活」という基盤がなければ、「便利な生活」を送る意味合いが薄れることは忘れてはいけないでしょう。