昨シーズンのケアアイテムには注意を

こんにちは。南です。

 

 

 

 

 

 

 

                    
冬が始まりました。
毎年、この時期に多いご相談の中に、「夏は調子良かったのだけど、乾燥し始めて少し痒みが出始めたのでスキンケアしたら、赤みや炎症が現れた」というものがあります。
この原因は、症状が急性期にあって、スキンケアが間に合わずに悪化した、ということもありますが、今の時期に比較的多いのが「昨シーズンのスキンケアアイテムを使っていた」ことが影響していたケースです。
夏の時期には乾燥状態も薄れ、痒みも炎症も落ち着いていたので、春まで使っていたローションやクリームを片づけておいたが、冬になって乾燥し始めたので、残っていたスキンケアアイテムを使っていた、という場合、スキンケア後に、赤みや炎症が急に現れ始めたのであれば、要注意です。

一般的なスキンケアアイテムは、各化粧品メーカーが、所属する日本化粧品工業連合会の内規に沿って作られます(特注品などを除く)。
また、薬機法で、製造から3年以内に変質することがある化粧品は消費期限を記載することを義務付けられていますので、消費期限が定められていない化粧品の場合、最低でも未開封の状態で3年は大丈夫と言えます。さらに、日本化粧品工業連合会の内規では、未開封状態、常温保存で5年は品質が維持されるように製造する、となっているようです。

ただし、これらの条件はあくまで「未開封」が最低条件になります。
開封後は、空気中の雑菌などに曝露されていきますので、腐敗が少しずつ始まったり、あるいは酸化が促進されることは避けることができません。
したがって、開封後は、製造メーカーなどにより細部は異なりますが、大まかにいえば、2~3カ月内での使用が推奨されることが多いようです。

つまり、昨年の冬に使っていたスキンケアアイテムは、今年の冬には、すでに「消費期限」(「賞味期限」ではなく)が過ぎてしまった、と考えた方が良いと思います。
そのため、腐敗や酸化が少しずつ進行した影響で、肌が「かぶれる」状態に陥り、赤みや炎症、痒みが生じるケースが現れるわけです。

もちろん、冷蔵保存など、保存状態によっては、シーズンを超えても大丈夫なこともありますが、常温保存の場合には、特に暑い夏をまたいでいる開封したアイテムは、まず使用しない方が無難と言えます。
もし、菌などが繁殖しやすい条件の時期を、常温でも開封後も乗り越えた、という場合には、かなりの防腐剤が使われている可能性もあります。
いずれにしても、昨年の同じシーズンに使用したアイテムの「残り」を、今年も使用することは、症状の「悪化要因」になり得る可能性があることを忘れないようにしましょう。
量がかなり残っていると、かなりもったいない、と感じることもあると思いますが、それが症状悪化の原因になってしまった場合には、元も子もないことになりますので、気をつけましょう。

                    
おまけ★★★★南のつぶやき

特に気をつけて欲しいのは、クリーム類です。
スパチュラを必ずご使用する方であればまだ影響は少ないのですが、直接、指を入れて取りだしている方の場合、指のタンパク質や雑菌がクリームに移ることで、腐敗しやすい状況が生まれます。
オイル類やローション類も、取りだし口に直接触れると、同じように雑菌やタンパク質が容器の中に入りやすくなりますので、注意しましょう。