【閑話休題】市販の咳止めに効果は無い?

ショウゴです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                 
市販薬の効果には、いろいろ疑問が提示されることがあるけど、アメリカでエビデンスを伴った記事が出ていたので紹介するね。
      
       
●市販の「咳止め風邪薬」は効果なし!抗ヒスタミン薬や非ステロイド性抗炎症薬にもエビデンスなし
http://healthpress.jp/2017/11/post-3370.html
       
しつこい咳に「咳止め薬」は効くのか? そのケンケンガクガクの議論に終止符が打たれそうなファイナルアンサーが出た――。
米国胸部医学会(ACCP)の専門家委員会は、文献のシステマティックレビューを行ったところ、効果を裏付ける質の高いエビデンスがある治療法はまったくなかったことから、「風邪による咳を抑えるために、市販の咳止めや風邪薬を飲むことを推奨しない」とするシステマティックレビューと指針を『Chest』11月号に発表した。
筆頭著者で米クレイトン大学教授のMark Malesker氏によると、数多くの米国人が風邪による咳の治療に市販薬を服用しているが、2015年に米国で実売された市販の風邪薬や咳止め薬、抗アレルギー薬の販売額は95億ドル(約1兆700億円)以上に上っている。
発表によると、Malesker氏らは、さまざまな咳に対する治療法の効果を検証したランダム化比較試験(RCT)のシステマティックレビューを実施した。
その結果、抗ヒスタミン薬や鎮痛薬、鼻粘膜の充血を緩和する成分が含まれる風邪薬に効果があることを示す一貫したエビデンスは確認できなかった。また、ナプロキセンやイブプロフェンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)の試験データの分析結果によっても、治療効果を裏付けるエビデンスは見られなかった。
ACCPがこのシステマティックレビューを実施したのは2006年に発表した咳ガイドライン以来だ。「残念ながら2006年以降、風邪が原因の咳に対する治療の選択肢には、ほとんど変化がない」とMalesker氏らは説明している。
        
▼市販の「咳止め薬」が効かないのなら?
        
では、眠れないほどつらい咳にはどう対処すべきだろう? Malesker氏によると、「1歳以上の小児」に対しては「蜂蜜」にある程度の効果があることを示した複数の研究があるものの、「1歳未満の小児」に「蜂蜜は与えるべきではない」と警告している。
また、成人の咳には「亜鉛トローチ」が有効であるとの弱いエビデンスがあるが、使用を推奨するには不十分で、亜鉛には副作用もあるため注意が必要としている。このほか、「チキンスープ」や「ネティポット(鼻洗浄)」などの民間療法も強いエビデンスはなかった。
ただし、Malesker氏は「お気に入りのお茶やスープを飲んで気分が良くなるなら、そうするべきだ」と話す。また、市販の風邪薬を試す場合、医師や薬剤師に相談することが望ましく、特に2歳未満の小児に薬を飲ませる場合は、かかりつけの小児科医師に相談すべきだとしている。さらに、市販の風邪薬には眠気などの副作用があることに加え、咳止めのシロップに含まれているデキストロメトルファンは、乱用リスクがあるので、注意が必要だという。
米国立ユダヤ医療研究センターのDavid Beuther氏は「咳を止める効果的な手段がいまだに見つかっていないことにいら立ちを感じている。風邪による咳は睡眠やQOL(生活の質)に影響することもあるが、そんな時こそ休暇を取って安静にしたい。水分摂取も咳の原因となる粘液を洗い流すのに有効だ」と助言している。
なお、頻繁に風邪をひく場合や咳が長引く場合は、軽度の喘息や慢性副鼻腔炎などのリスクもあるため、医師に相談すべきだ。
            
        
結局のところ症状とは、体が「必要だから作り出しているモノ」だから、症状を無くすもっとも良い方法は、症状を必要とした「状態」、つまり病気の原因を解消するようにアプローチすることにつきると思うんだ。
もちろん、症状が辛い場合、それを薬で緩和する、ということも一つの方法ではあるけれど、それは「絶対」な方法でないことは確かなようだね。
風邪をひいたら、まず「安静にする」、基本のことだけど、出来ていない人が多いんじゃないかな。
薬は病気を直接直す役割ではないことは承知していた方が良いかもね。

                   
おまけ★★★★大田のつぶやき

ヒトが自覚できるのは、ほとんどの場合、「症状」である以上、対応もその「症状」に対するものになりやすいのは仕方がないのかもしれません。
しかし、症状に対応する方法自体が、「薬剤」の場合、効果もあれば副作用もあります。
薬が持つ役割は、正しく把握するようにしたいですね。