【閑話休題】エナジードリンクに注意を(1)

ショウゴです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                       
最近、若い人の間で、エナジードリンクが流行っているようだけど、注意が必要、っていう記事があったので紹介したいと思う。全文が長いので、2日分けて紹介するね。
         
        
●エナジードリンクを飲む子どもたちに起きている「異変」
https://news.yahoo.co.jp/feature/815
            
近年、若者を中心に人気が広がる「エナジードリンク」。10代の子どもが自動販売機やコンビニで買える清涼飲料水だが、よく飲んでいる子どもたちの心身の異変を懸念する声が教育現場から上がっている。疑われているのが、エナジードリンクに含まれる成分「カフェイン」の影響だ。今回、日本体育大学・野井真吾研究室と共同で、全国の小中高など1096人の養護教諭にアンケートを実施。その結果をもとに広く実例を取材した。子どもたちの身に何が起きているのか。(ジャーナリスト・秋山千佳/Yahoo!ニュース 特集編集部)
         
▼「人が変わった」中3男子
「テンションのアップダウンが激しすぎて、(飲み続けていたら)包丁持って暴れたりしていたんじゃないかな」
静岡県に住む中学3年生のツバサ君(仮名)は、1日1本以上エナジードリンクを飲んでいた中学1?2年生の時を振り返る。当時は周囲から「人が変わった」と言われていたという。
入学当初はどちらかというとおとなしい生徒だった。だが、ある時期から、教室中に響き渡るような高笑いをしたり場違いなふざけ方をしたりするなど、周囲が戸惑う行動を繰り返すようになった。それを注意する教師に激しく食ってかかるようにもなった。一方で、帰宅すると、ゆううつになり、母親に「頭痛い」「死にたい」と頻繁に訴えていた。
ツバサ君が初めてエナジードリンクを手に取ったのは小学校卒業からまもない時期。最初は体がだるいと感じた時にときどき飲む程度だったが、中1の冬頃から毎日飲むようになる。カフェイン量のより多い商品を選ぶことが多くなった。
「モヤモヤした気持ちを消したくて、寝たくないから飲む。夜10時ごろに飲んで1時間くらいして効いてくると、もうじっとしてられない。スマホでチャットしたり、テンションの高い曲を聴いたりして、気づいたら朝という感じ」
この時期のツバサ君の様子を、小学生時代からツバサ君を知る保健室の養護教諭は「彼本来の姿じゃなく、おかしいと感じていた」という。
このような心身の異変は、ツバサ君に限らない。全国の養護教諭から、エナジードリンクを常飲する子どもたちについて、懸念の声が上がっている。
          
▼養護教諭1096人のアンケート
筆者は2010年から各地の中学校の保健室の取材を続けており、その過程で養護教諭から子どもたちの「異変」を耳にするようになった。エナジードリンクを飲んだ後に、頭痛や頻脈(脈拍数が多い状態)などで保健室を訪れた子どもたちからも直接話を聞いていた。
子どもへの影響に焦点を絞ったエナジードリンクやカフェインについての調査や研究は見当たらなかった。そこで、筆者は日本体育大学の野井真吾教授(学校保健学)と共同で、小中高校などの養護教諭を対象に、子どものエナジードリンク摂取に関するアンケートの準備を今年1月から進め、8月に実施した。全国養護教諭連絡協議会など1都2県で行われた計4回の研修会で、全国各地から参加した養護教諭にアンケート用紙を配布。1096人から回答を得た。
アンケート結果で「自分の学校に、エナジードリンクを習慣的に飲んでいる子どもがいる」と答えたのは、中学で24.4%、高校では48.4%だった。自由記述欄では「問題がある子どもを把握している」という趣旨の回答が80件あった。
こうした回答を寄せた養護教諭の協力を得て、子どもたちへの取材を行った。冒頭のツバサ君もその一人だ。
              
▼「心臓がバクバクした」高1男子
新宿から電車で約30分の私立の進学校。高校1年生の男子は、中学生の時、先輩が手にしているのを見て興味本位で飲んでみたら「夜遅くまで起きられちゃった」ことから、テスト前夜には連日2本飲むことが習慣となった。
今年5月、中間テストの前夜、いつものように飲んだところ、突然心臓が痛み始めた。痛みは1時間ほど続き、「1キロくらい猛ダッシュした後みたいに心臓がバクバクして焦った」。結局、その夜は勉強できないまま、翌日試験に臨んだという。
今回のアンケートとは別に、筆者は問題事例を取材の過程で見てきた。
東京都内の中学校。3年生の女子生徒は、受験勉強のため、エナジードリンクを1日2?4本飲んでいた。頭痛や頻脈が頻繁に起こるようになり、勉強をやめて、夜通しポルノ描写のある映像を見ては「私もやりたい」などと保健室で口にしだした。
「エナジードリンクを飲まないとやってらんない」。その言葉に依存を疑った養護教諭が諭すと、生徒は「それでも手が出ちゃうの!」と叫んだ。養護教諭や友人らが説得を続け、生徒が飲むのをやめると、次第に異変は落ち着いていったという。
                
▼頻脈、胸痛を引き起こす「カフェイン中毒」
「興奮状態やいらつき、頭痛はカフェイン中毒のよくある症状です。頻脈や頻呼吸、胸痛などが現れる人もいるし、依存性もあります」
カフェイン中毒に詳しい上條吉人・埼玉医科大教授はそう語る。
冒頭のツバサ君の問題行動や身体的な異変についても、エナジードリンクを日々飲む習慣と一致して出現していることから、カフェイン中毒の影響である可能性が「十分にある」と上條教授は指摘する。
日本でカフェインの健康被害が注目されるようになったのは2015年12月、九州の20代男性の死亡例が報道されたことだった。24時間営業のガソリンスタンド勤務だったその男性は、エナジードリンクを常飲しており、福岡大学法医学教室の分析では、胃からはカフェイン錠剤も見つかったという。血液からは致死量に達する1mlあたり0.182mgのカフェインが検出された。
今年6月、上條教授が日本中毒学会で発表した調査では、2011?2015年度に全国38の救急施設に搬送されたカフェイン中毒患者は101人。7人が心停止で、うち3人が死亡した。患者の多くは濃度が高く安価なカフェイン錠剤が主因と診断されているが、エナジードリンクだけで搬送された例も4人あった。
              
▼「飲んだら受験勉強に集中できるよ」と
野井教授とのアンケートや調査後の養護教諭や生徒への聞き取りを整理していくと、子どもがエナジードリンクを摂取する目的は、おおよそ二つに大別される。
一つは勉強やスポーツのため、もう一つは日常の息苦しさ・生きづらさを紛らわせるため、だ。
まず前者の勉強やスポーツ。中学や高校、特に進学校では、テスト勉強や受験勉強を機にのめり込む生徒がいるという回答が複数あった。
筆者が会った都内屈指の進学校である私立高校に通う1年生女子は「高校受験の時に、進学塾の大学生の先生から『飲んだら集中できるよ』と勧められて飲み始めた」と取材に答えた。
神奈川県の県立高校では、バスケットボール部の2年生の女子生徒が、試合間の休憩時間に「気持ち悪いし、心臓が痛い」と訴えた。平常時は1分間に70回台の脈拍数が、運動直後ではないのに110回を超えていた。同校の養護教諭が聞き取りをしたところ、直前にエナジードリンク2本(カフェイン計280mg)を飲んでいたことがわかった。女子生徒は「飲めばパフォーマンスが向上する」と信じ、試合前の「ルーティン」となっていた。
養護教諭はこの女子生徒について「彼女は『食事代わり』というくらいよく飲んでいた」と話す。
「それが関係しているのか、内科健診で心臓に異常がなかったのに、突然頻脈が発生し、心臓が痛いという訴えが1年間で4回もありました」
家庭などに複雑な事情を抱える子どもがエナジードリンクを常飲するケースもある。
               
▼過剰摂取後に救急搬送の短大生
静岡県内の中学校の養護教諭は、経済的に厳しい家庭環境の子どもほどエナジードリンクへの依存性が高い可能性があると指摘した。2017年3月に卒業した男子2人は「多い日は5本」と日常的に飲んでいた。2人とも母子家庭で、ワイシャツが破けても買い換えずに着続けるなど、経済的に苦しいところがあったが、どちらも親から食費として渡されるお金までエナジードリンクに費やしていた。
また、夜中まで起き続けることで2人とも睡眠時間が短く、そのせいか学校でささいなことにもイライラするような態度が続いていた。荒れた生活を心配していた養護教諭は2人と保健室で話をするようにした。「受験勉強が手につかず、自己肯定感も著しく低下していた」という。
「原因不明」と診断されているものの、エナジードリンクの過剰摂取後、救急搬送された事例もある。
東京都内の短大。養護教諭によると、4年前、男子学生がテストの最中に過呼吸状態になった。学生は「心臓のあたりにドンと衝撃が走った」と語り、さらに手足のしびれも訴えたため、救急車を呼んだ。
男子学生は前日あまり食事を取らずに、テスト勉強のために一晩でエナジードリンクを5本飲み、さらに朝登校してテスト前にもう1本飲んでいたという。24時間のカフェイン摂取量は合計840mgになっていた。養護教諭はカフェイン中毒を疑い、学生にその可能性を指摘した。
「しかし、このことを学生自身が搬送先の医師に伝えても、カフェインに対する検査はされなかった。結局、『原因不明』ということで終わったそうです」(養護教諭)
都内の中学校でもエナジードリンクを1日4本(カフェイン計560mg)ほど飲んでいるという男子生徒が授業中に倒れて救急搬送されたが、行われた検査の内容としては異常なし。診断は原因不明とされたという。
前出の上條教授は、「診断する医師にカフェイン中毒という観点がなく、見逃されている症例がたくさんあると思う」と言う。
「カフェインは昔からコーヒーなどの嗜好品に入っている天然の成分だから、たいしたものじゃないという先入観が一般にある」
          
          
今日は、前半部分までを紹介、残りは明日、紹介するね。
でも、カフェインは、エナジードリンク以外にも、コーヒー、緑茶とか、いろいろな飲料に含まれているから、特定の飲料を大量に飲む習慣がある方は、注意した方が良いかもね。

                          
おまけ★★★★大田のつぶやき

カフェインの過剰摂取の問題は、過去にも取り上げたことがあります。
アトピー性皮膚炎の方の場合、症状への直接の影響は、あまり聞いたことがありませんが、受験などの際に、夜起きているために摂取、その後、就寝時間のリズムが乱れ、不眠から症状悪化、というケースはあります。
現在、エナジードリンクを常用している方は気をつけるようにしましょう。