【閑話休題】インフルエンザのワクチンの効果が減退?

ショウゴです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                     
寒くなって、インフルエンザが心配な季節になってきたけど、外国のニュースで気になる話題があったので紹介するね。

                           
●インフルエンザ予防に懸念、ワクチンの変異で効果減退
https://www.cnn.co.jp/fringe/35110219.html

(CNN) 今年もインフルエンザの流行が本格化するシーズンを迎えた。米疾病対策センター(CDC)の推計によれば、昨シーズンのインフルエンザをワクチン接種で予防できた確率は42%にとどまる。その原因は、インフルエンザA型(H3N2)のワクチン株に起きた変異だったという研究結果が、米国科学アカデミー紀要にこのほど発表された。
インフルエンザワクチンの変異は、現在最も一般的な鶏卵を使った製造工程に起因する。論文を発表した米ペンシルベニア大学のスコット・ヘンズリー氏は、今年のインフルエンザワクチンも影響を受ける恐れがあると述べ、「結果的に相当悪いインフルエンザシーズンになる可能性もある」と予想した。
それでも重症化を防ぐためには予防接種を受けることが最善の対策だと助言している。
インフルエンザのワクチンは、毎年流行シーズンを迎える前に、どのウイルス株が流行するかを予想して製造される。選ばれた株はワクチンのメーカーに配布され、各社が製造したワクチンが医療機関に提供される。
CDCによると、2015~16年のシーズンでワクチンの効果があったのは47%。14~15年ではわずか19%だった。昨シーズンの効果は全体では42%だったが、最も流行したH3N2に対する効果は34%にとどまった。
ワクチンの効果は、流行しているウイルス株にどれだけ適合しているかによって差が出る。しかし流行しているウイルス株に一致したワクチンでも、期待したほどの効果が出ないこともある。
ヘンズリー氏の研究チームは昨シーズンで2番目に配布されたウイルス株に着目した。ワクチンのもとになる株は鶏卵を使って培養するのが一般的だが、そうしたワクチンの配列を、流行しているウイルスの配列と比較したところ、明らかな変異が確認されたという。
変異の影響を調べるため、ワクチンを動物と人に投与して調べた結果、動物でも人でも抗体がインフルエンザのウイルスに結合できず、無力化できていないことが分かった。
米国ではほとんどのワクチンが鶏卵を使って製造されるが、ごく少量ながら昆虫や哺乳類の細胞が使われる場合もある。この製法を使ったプロテイン・サイエンシズ社の「フルーブロック」を動物と人に投与したところ、いずれも優れた抗体反応があり、流行しているH3N2型ウイルスに結合して無力化できることが判明したという。
ただ、現代のワクチンは鶏卵を使って量産する態勢を確立していることから、細胞を使った製造に切り替えようとすれば、製造設備を切り替えるだけでも膨大な経費がかかり、問題の解決は簡単ではない。
今年のワクチンも昨年と同じウイルス株を使って製造されているといい、「今年は特に難しくなるかもしれない。昨年発生した卵馴化変異に加え、H3N2が進化している徴候がある」とヘンズリー氏は解説している。
         
          
インフルエンザワクチンの効果については、諸説いろいろあるようだけど、予防接種受けているから大丈夫、という過信は禁物のようだね。
ウィルスの変異は、仕方ない部分もあるけど、ワクチンがなければウィルスも変異しづらいようだから、文明の進歩が新たな病を生んでいる、という側面は皮肉のようにも感じるね。

                         
おまけ★★★★大田のつぶやき

ショウゴ君が最後に書いていましたが、記事にある、

「米国ではほとんどのワクチンが鶏卵を使って製造されるが、ごく少量ながら昆虫や哺乳類の細胞が使われる場合もある。この製法を使ったプロテイン・サイエンシズ社の「フルーブロック」を動物と人に投与したところ、いずれも優れた抗体反応があり、流行しているH3N2型ウイルスに結合して無力化できることが判明したという。」

という部分は、恒久的な効果を意味するわけではありません。
ウィルスも「生存」するために必死であるからこそ、自然変異があるように思います。
多くの場合、変異したウィルスは、毒性を含めた多様な面で「強力」になる傾向があるようですので、対細菌の抗生物質にみられる、エンドレスな「戦い」とならないようにして欲しいと思います。