アトピーを改善するための育菌のススメ(1)

編集の北です。

 

 

 

 

 

 

 

                 
昨日は、ショウゴ君が皮膚の常在菌について取り上げていましたが、今日は、あとぴナビで過去に特集した常在菌の記事を紹介したいと思います。
          
        
●アトピーを改善する育菌のススメ
http://www.atopinavi.com/navicontent/list?c1=health&c2=1&c3=49&n=1
          
自分の体に住む「菌」について考えたことがありますか? 美肌と健康の秘訣は、なんと体の「菌」を育てることにあったのです。 知れば知るほど役に立つ、人体常在菌の世界をのぞいてみよう!
         
▼しっとり肌にも「菌」が関係していた!
         
パン、納豆、ヨーグルト、醤油、ビール…。これらの食品の共通点は? そう、すべて発酵食品です。発酵食品とは、食品に付着した菌などの微生物の代謝活動(発酵) によって、もとの食材とは違った栄養や美味しさが加わった食品のこと。ヨーグルトの乳酸菌やパンのイースト菌などはおなじみです。人間の食文化をみると、昔から菌とうまく付き合い、利用してきたことがわかります。
菌は食物の中だけでなく、土壌、空気、地球上のありとあらゆるところに存在します。無菌状態の場所を探せば、地中で煮えたぎるマグマの中か、人工的に作られた無菌室くらい。私たちは気づかないうちに、食物、水、空気などから菌を取り込み、体内や皮膚で育て、食べかすと一緒に排泄しています。菌は見えないだけで、非常に身近な存在です。
もちろん人体にも、菌はごまんといます。善玉菌、悪玉菌という言葉があるように、人間によい影響を与える菌もいれば、O157(腸管出血性大腸菌)やボツリヌス菌などの怖い菌もいます。これらの菌を実際に見ることはできませんが、その数の多さには驚かされます。腸内だけで100兆個、皮膚には1兆個の常在菌がいるといわれています。目に見えないからいいものの、もしこれだけの数を目の当たりにしたら、普通の人は卒倒してしまいそうですね。
例えば肌について、菌的に考えてみましょう。しっとりと健康な肌の皮脂膜は、pH4・5?6・5の弱酸性。肌の表面が弱酸性だと、細菌の繁殖を防ぎ、外部の刺激から肌が保護されます。繁殖を防ぐべき細菌は、体に悪影響を与える菌のことで、具体的には、肌をアルカリ性に傾け、かゆみの原因となる黄色ブドウ球菌などを指します。では、肌が弱酸性に保たれるのはなぜでしょう? 実はこれにも菌が関わっています。詳細は後ほどお話しますが、表皮ブドウ球菌という皮膚常在菌のおかげで、皮膚は弱酸性に保たれています。悪玉菌から皮膚を守ってくれるのは、同じ菌の仲間というわけです。
私たちの身の回りは、実は菌だらけ。「菌と仲良くして健康になろう!」が今回のテーマ、ページをめくって、菌のワンダーランドに足を踏み入れてみませんか?
         
          
▼「菌=バイキン」は、過去の常識
「菌」という言葉から真っ先に連想されるのは「バイキン」という方も多いでしょう。
「バイキン」という言葉には、人間にとってよくないもの、悪者というイメージがあります。それは無理もないことです。トイレの後や、外出先から帰ったときは、誰でも手を洗います。これは悪い菌への感染を防ぐためです。皮膚に関しても、悪玉菌を排除することで、感染症を防ぐことができます。
でも最初にお話したとおり、菌には人間に有益なものもあり、さらに、一見有害とされる菌の中にも、実は人の役に立っていることが多いのです。
例えば大腸菌には、悪役のイメージがあります。大腸菌がついた食物を食べるとお腹をこわすので、当然の話です。しかし、もしお腹に大腸菌が住んでいなければ、分厚いステーキを食べてもなかなか消化できないでしょう。すぐに下痢を起こしてしまうはずです。もともと腸に住んでいる大腸菌には、消化を助けたり、ビタミンを作ったり、外部から入ってくる病原性の強い菌を排除する働きがあります。
         
これはほんの一例ですが、悪玉と呼ばれる菌にも人間にとって有益な面があることが、いろいろわかってきています。もちろん外出後の手洗いやうがいは大切なことで、私たちの健康を脅かすウイルスや細菌は遠ざけるべき。外部からの大腸菌の感染は、基本的な衛生を守った生活によって防げるものです。
このような基本姿勢を持ったうえで、さらに一歩進めて考えたいことは、多様な菌の恩恵をいかに受け、どのように共存していけばよいかです。「菌=バイキン」としてすべての菌を嫌うのは、過去の常識。これからは、菌といかに仲良くできるかを考えることが得策になるでしょう。

                             
記事全体は長いので、3回に分けて紹介したいと思います。
今日は、まず肌に「菌」が関係していた、という基本の部分を紹介しました。
明日は、どういった菌が関係しているのか、を見ていきましょう。

                         
おまけ★★★★南のつぶやき

ヒトは、腸内だけでなく、皮膚も「菌との共生」が健康にとって大きなキーワードになります。
ヒトに共生している菌は何百兆個もあり、細胞の数より多いことが分かっています。
その菌を「良い菌」で占めるのか、「悪い菌」で占めるのかがポイントになるのは、確かに分かりますね。