生活環境内のシックハウスの原因とは??

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                       
アトピー性皮膚炎にとって、大気中の化学物質は、インターロイキン4を増やすことで、IgEの増加につながる要因になります。そこからアレルギーを誘発したり、症状の悪化につながったりするわけですが、生活環境内において、注意すべきことは多いようです。
          
         
●シックハウス換気で防ぐ 輸入家具やリフォーム時に注意
(日本経済新聞  2017.9.6)
             
化学物質により目やのどが痛くなったり、体調が悪くなったりするシックハウス症候群。2002年の建築基準法の改正により、適切な建材の選択や常時換気システムの設置が義務化された。しかし、輸入家具の増加や代替物質の使用などの問題が生じたことなどから、厚生労働省は規制物質の追加と既存物質の規制強化の検討を始めた。改めて、シックハウスの対応を考えてみたい。
             
最近のマンションや戸建て住宅は、省エネルギーのため気密性が高い。新しい住宅では、換気を停止し、窓を閉めてしまうと10時間でやっと部屋の空気が1回入れ替わるかどうかという。エアコンを付けるだけでは室内空気は入れ替わらない。適切に換気をしないと室内に化学物質がたまり、シックハウスにつながる恐れがある。
シックハウスの主な原因と考えられているのは、建材、塗料や接着剤などから拡散するホルムアルデヒド。国産の建材ではほとんどが「F☆☆☆☆」などと放散等級を表示してあるが、インターネットなどで購入したアジア製の家具などでは表示義務がない。最近は、こうした製品から高濃度のホルムアルデヒドが検出される例がみられる。
シックハウスの原因となるのはホルムアルデヒドだけではない。厚労省は13の化学物質について室内濃度の指針値を定めているが、これ以外の代替物質を使用する建材が増え、シックハウスを招く可能性が指摘されている。
厚労省は今年4月に「シックハウス問題(室内空気汚染)に関する検討会」を開き、15年ぶりに新たな3つの化学物質を指針値に加えるとともに、4つの化学物質の指針値を強化する方向で検討を開始した。
新たに加わったのは、2‐エチル‐1‐ヘキサノール(2E1H)、テキサノール、TX1B。東京都健康安全研究センターの斎藤育江氏らの調査では、オフィスビル、小学校、住宅などで近年これらの化学物質の濃度が非常に高くなった事例が報告されている。水性塗料、接着剤、可塑剤から放散すると考えられている。
              
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指針値が見直される方向なのは、接着剤や塗料などに含まれているキシレンとエチルベンゼン。業界団体では、2物質にトルエン、スチレンを加えた4つの揮発性有機化合物(VOC)について自主表示をしている。接着剤、塗料、化粧板、ボード、キッチン、洗面化粧台、玄関収納など1000件を超える登録が実施されている。今回、2物質の指針値が改定される見込みであることから、4VOCの表示も見直される可能性が高い。
さらに、プラスチックの可塑剤として使用されているフタル酸ジ‐n‐ブチル(DBP)、フタル酸ジ‐2‐エチルヘキシル(DEHP)も指針値が強化される見通し。食品衛生法で子どもの指定おもちゃへ0.1%を超えて含有することが禁止されている化学物質だ。住宅の床や壁を子どもがなめる可能性があり、指針値の改定が必要と判断したようだ。
          
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自治体や住宅メーカーなども独自にシックハウス対策に乗り出している。東京都は化学物質による子どもへの影響を防ぐための室内空気に関するガイドラインを定めている。積水ハウスは07年から5種の化学物質について、厚労省の指針値の2分の1以下の室内濃度が実現できる空気環境配慮仕様「エアキス」を展開している。
パナホームは、300を超える化学物質に関して室内空気質基準に適合しているかを確認する米国のグリーンガード認証を16年に取得し、新たに販売を開始した。
居住者のシックハウス対策も欠かせない。住宅購入やリフォーム時に住宅メーカーや工務店に対し、ホルムアルデヒド以外にどのようなシックハウス対策を取っているのかを確認してみることをお勧めする。新築時やリフォーム時には窓を頻繁に開ける、24時間機械換気を切らないようにして室内の化学物質濃度を低下させる、なども必要だ。
購入した組み立て家具や生活用品にも注意しよう。においが強いようであれば、そのまま室内に放置しておくのではなく、においが弱まるまで換気の良い部屋に置いておく。汚染空気をできるだけ吸わないようにすることが大切だ。
             
             
記事を読むと、身近なところに問題は潜んでいるようです。
特に、最近の密閉性が高い住宅では、室内の空気が入れ替わるのに10時間は必要、というのは気になる部分です。
ヒトが一日で摂取する化学物質の8割は、呼気によるものであることが分かっています。
つまり、大気中の化学物質の影響は、決して無視できるものではない、ということです。
そして、大気中の化学物質は「目に見えない」というところがやっかいであると言えるでしょう。
化学物質は、種類によって軽微であればある程、アレルギー症状につながることが研究により確認されています。
アトピー性皮膚炎にとっても、症状を悪化させる要因の一つであることは確かですから、換気などを含めた対策はしっかり行うべきかもしれませんね。

                       
おまけ★★★★大田のつぶやき

これから寒くなる季節、密閉性はより高くなる傾向が見られます。
室内の化学物質を軽減させるもっとも簡単方法は「換気」です。
以前、専門の先生にお聞きしたところ、例え車通り激しい循環道路に接しているような場所であっても、室内の空気より外気の方が化学物質は少ない、ということです。
換気を忘れないようにしましょう。