秋のアトピーケアのポイントとは?(1)。

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                   
秋になりましたが、気温が高い日もあるようです。
今週末からは、全国的に気温が下がる予報も出ていましたが、寒暖の差は体調に影響を与えやすいから注意して欲しいと思います。

さて、本格的な秋に向けて、これからどういったことに注意していけばよいのか、冬に向けた準備を含めたアトピーケアのポイントについて考えてみたいと思います。

(1)スキンケア

秋の特徴は、気温が少し高めであっても湿度は低くなりがち、という部分にあります。
以前もブログで少し書きましたが、こうした気温と湿度の変化は、乾燥に敏感なアトピー性皮膚炎の方の場合、ちょっとした「違和感」として認識されることが多いようです。
ムズムズ、チクチクした違和感を感じた場合には、要注意です。
気温の低下が進むと、それらの違和感は、痒みに変化して掻き壊しを招きやすくなります。
掻き壊しができれば、その部分のバリア機能は低下、炎症は少しずつ周囲に広がりやすくなります。
もし、気温が高い日があって汗の影響から、感染症を悪化させた場合、炎症が広がる度合いは早くなり、悪循環が形成される恐れがあります。
ちょっとした違和感を感じた場合には、早め早めに適切なケアを行いましょう。

●基本は保水

乾燥が始まり始めた時期の悪化要因は、角質層の水分不足から生じるマイナス点から生じた影響です。
したがって、スキンケアの基本は「保水」に重点を置くようにしましょう。
違和感を感じた段階で適切なケアが行えれば、その後の、掻き壊しを防ぐ大きな「柱」となります。
逆に、夏のケアをそのまま延長し、保水が足りていなかった場合には、掻き壊しを防げずに悪化要因を抱えることもあります。
夏のケアは、秋のケアとして「不足」している点があることを忘れないようにしましょう。

●水分を留めるために保湿

角質層にしっかり水分を与えても、大気中の湿度が低ければ、角質層から水分が蒸散することを防ぐのは難しくなります。そこで「保水」のケアでしっかり水分を与えたあとは、今度は油分で肌にカバーを行い、角質層からの水分蒸散を抑えるケア、「保湿」ケアを重ねるようにしましょう。

秋口に症状を悪化させる方の「足りていないケア」の一つは「保湿」にあります。
夏のローションやジェル系アイテムを使ったケアをそのまま行うことで、角質層に必要な水分量を与えきれない状況に加えて、油分でのカバーが行えなければ、少しでも与えた水分が「逃げていく」ことを防ぐことも難しくなります。
保水で水分をしっかり与えることができた後は、季節の状況に合わせた「保湿」のケアを重ねるようにしましょう。

なお、乾燥状態がみられるアトピー性皮膚炎の方の場合、「保水」については、多め多めで過剰なぐらい水分を与えて、ようやく「人並み」の水分量を蓄えられますが、「保湿」については、与えた水分の蒸散を防ぐことが大きな目的となりますので、「過剰」に行う必要はありません。
逆に、最低限の薄めでしっかり伸ばしたケアで良いでしょう。
気になる場合には、一度に多めに塗布するのではなく、一定の時間、お肌の状態により異なりますが、2~3時間に一度のペースで塗布しなおすようにすると良いでしょう。

「保水」は過剰に、「保湿」は最低限で行うことがポイントです。
よくある間違ったケアが、「保湿」をたっぷり、「保水」はうっすら、というパターンです。アトピー性皮膚炎の方の肌は、健常な方の肌とは違い、もともと水分を保持する「力」そのものが弱まっていることが多く、水分が足りない状況は、健常な方の肌の何倍もの状態に陥っていることが多いものです。
乾燥で症状を悪くさせる方は、十分に気をつけてください。
続きは明日にしたいと思います。

                       
おまけ★★★★南のつぶやき

アトピー性皮膚炎の方が行うスキンケアの中で、誤っていると思われるケアで多いのが、「水分が足りていない」というケアです。
お薬や病院で渡される保湿剤は、油分系のものが多く、水分を含んでいない、あるいは水分量が少ないものがほとんどです。
もともと、水分が足りていない肌状態ですので、ケアをしていると思っていても、水分が足りずにバリア機能のアップにつながっていない、というケースがありますので注意しましょう。