病は気からは本当だった?

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                
「病は気から」という言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。
この言葉を、北海道大学が科学的に証明したようです。

                       
●「病は気から」の仕組み、マウスで解明 北海道大
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170815-00000072-asahi-soci

                

ストレスで胃腸の病気や突然死を招くメカニズムを、北海道大の村上正晃教授(免疫学)のチームが解明し、15日付のオンライン科学誌イーライフで発表した。ストレスで起こる脳内の炎症が関わっていた。「病は気から」の仕組みが裏づけられたといい、ストレス性の病気の予防や診断への応用が期待される。
チームは、睡眠不足など慢性的なストレスをマウスに与えた。そのマウスのうち、自分の神経細胞を攻撃してしまう免疫細胞を血管に入れたマウスの約7割が、1週間ほどで突然死した。一方、ストレスを与えただけのマウスや、免疫細胞を入れただけのマウスは死ななかった。
突然死したマウスを調べたところ、脳にある特定の血管部分にわずかな炎症があることを発見。炎症はこの免疫細胞によって引き起こされ、通常はない神経回路ができて胃腸や心臓に不調をもたらしていたことがわかった。
村上教授は「同じストレスを受けても、この免疫細胞の量や脳内の炎症の有無によって、病気になるかどうかが分かれると考えられる」と話している。

                       
ストレスが、脳の特定された部位の血管に炎症を生じさせ、その結果、通常にはない神経回路が作られ、胃腸の不調、心臓の不調に繋がっているようです。
とはいえ、ストレスによる心身の影響を受けるには、いくつかの条件が必要になるようです。

・神経細胞を攻撃してしまう免疫細胞が存在しているか?
・脳内に炎症が生じているか?

これらの条件が整うと、ストレスが引き金になって、身体への異常状態が起きるようです。

こうした「ストレス」による影響は、アトピー性皮膚炎の方でも見られます。
例えば、強いストレス(家庭や職場、学校でのストレスなど)を受けると、痒みが増して皮膚の状態が悪化する、というケースは、比較的多くの方が経験しているのではないでしょうか?
ストレスが免疫細胞との関与で影響を生じさせる場合、アトピー性皮膚炎によって生じる「皮膚の炎症」にも直接関わる要因が存在しているのかもしれません。

アトピー性皮膚炎は、今でこそ広く認知されるようになってきましたが、20年ぐらい前の時代には、「たかが痒いぐらいで・・・」という社会的偏見に悩まされた方もおられます。
こうした「周囲の目」も、結果的にストレスとして認識されやすいことは確かであり、症状悪化の要因の一つにもつながるでしょう。
アトピー性皮膚炎は、日常生活内の「行動」や「環境」が症状に大きく関わる疾患ですが「気持ちの持ち方」も症状に影響を与えることがあることを、周囲の家族などが理解するようにすることも大切なのかもしれません。

                          
おまけ★★★★北のつぶやき

今回の北海道大学が発表した記事は、興味深い記事だったので、あとぴナビで取材をすることになりました。
秋頃に取材を申し込んでいて、あとぴナビの特集で紹介する予定です。
お楽しみに。