梅雨時期前の注意点について(1)

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                  
最近は夏日もみられるようになりましたが、気温の上昇と共に、アトピー性皮膚炎の方が気をつけたいキーワードは、「乾燥」などが中心だったこれまでとは違い、「汗」「感染症」「紫外線」へと変わってきます。
そして、夏の前に、一部の地域を除いては、「梅雨」の季節を迎えることになります。
最近のあとぴナビへのご相談をみると、汗による悪化から感染症を招いている、というケースが増えてきています。
湿度の上昇と共に、肌からの水分蒸散量は減少しますが、汗をかいたあと、水分蒸散量の減少は、皮膚に汗を留めやすくしてしまうため、マラセチア菌などによる痒みの誘発から、掻き壊しを招き、バリア機能を低下させる、という悪循環を生みだしやすくしています。

夏場は冬場よりも、「ジュクジュクした炎症」の肌状態になる方が多くなりますが、これも気温や湿度による影響を受けていると言えるでしょう。
とはいえ、冬場に多い乾燥型の肌状態を伴うアトピー性皮膚炎の方がいなくなるわけではありません。
掻き壊しが肌に見られる場合、その状態によって、対処の仕方は異なってきます。
自分の肌状態に対して、どのようなケアが適しているのかを見極めて、必要なケアを行うようにしましょう。
        
      
●ジュクジュクした肌の状態のときの注意点
         
ジュクジュクした肌状態は、体液などの浸出も見られますし、肌状態のバリア機能も大きく低下した状態です。
湿度が上昇すると、黄色ブドウ球菌など細菌や真菌の感染症だけでなく、ヘルペスなどウィルスの感染症に対する罹患も増えてきます。
しかし、これらの感染症は「日和見菌」が中心ですので、本来のバリア機能が保たれていれば、悪化することは防ぐことができます。
つまり、いかに「バリア機能」を高めるケアを行うか、そしてダメージを受けた肌状態の「修復」をしっかり行うかを考えたケアが必要になってきます。
具体的には、保水や保湿など基本となるケア以外に、オイル系アイテムを中心に保護のケアを重ねて行うようにしましょう。
掻き壊しの状態が強い場合には、チュビファーストなどにより肌を外気から覆ってしまうケアも有効になります。
      
         
今の季節、悪化するケースの多くが、「ジュクジュクしたタイプ」の肌状態なのですが、乾燥タイプの肌状態の方の悪化もあります。
明日は、乾燥タイプについて考えてみましょう。

                     
おまけ★★★★博士のつぶやき

アトピーの方は、大きく分けると、「冬に悪化する方」と「夏に悪化する方」そして「通年悪い方」の3つに大別できる。
もちろん、その他の季節に悪化しやすい人もおるのじゃが、主な傾向としては、「乾燥タイプ(冬に悪化しやすい)」「ジュクジュクタイプ(夏に悪化しやすい)」そして「混合タイプ(通年悪い)」に分けられる、ということじゃな。
この状態別のケアを正しく行うことは重要なポイントじゃから気をつけるようにして欲しいと思うの。