日本の医療サービスの質は高い?低い?

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                   
日本は、先進諸国の中でもさまざまな部分で世界の先端と考えている人は多いと思います。
しかし、医療サービスの質については、日本よりも上位に位置づけされている国が多いという結果が出たようです。
         
         
●医療サービスの質が高い国ランキング、日本はトップ10逃す
         
世界195か国を対象に医療サービスの質を比較したランキングが19日、英医学誌ランセット(Lancet)に発表されたが、日本やカナダはトップ10入りを逃し、米国は35位に沈んだ。
「ヘルスケア・アクセス・アンド・クオリティー(HAQ)インデックス」は、適切な医療を受ければ予防や効果的な治療が可能な32疾患の死亡率に基づいたもの。今回発表されたランキングは2015年の状況を反映している。
1位は前回に引き続き、フランスとスペインに挟まれた小国・アンドラで、2位は北欧のアイスランド。人口100万人以上の国で最上位にランクインしたのはスイスで、3位だった。上位20か国中、オーストラリア(6位)と日本(11位)以外は全て欧州の国だった。
欧州はほとんどの国が何らかの形で国民皆医療保険制度を導入している。ただ、英国は期待されるレベルに大きく届かず、30位にとどまった。一方、多くの米国人に初めて保険適用の恩恵をもたらした米医療保険制度改革(通称オバマケア、Obamacare)の撤廃を与党・共和党が求めている米国は、英国に次ぐ31位だった。
         
■医療サービスの質が高い国トップ10(HAQインデックスによる)
         
1.アンドラ
2.アイスランド
3.スイス
4.スウェーデン
5.ノルウェー
6.オーストラリア
7.フィンランド
8.スペイン
9.オランダ
10.ルクセンブルク
          
             
記事は、「医療サービスの質」を調べたもので、「医療の技術」を調べたものではありません。
しかし、実際に医療を受けた場合、その内容(技術)を活かせるかどうかは、医療を受けるための「体制」が大きく関わることは確かです。
例えば、高額な医療費を払えない人でも、その医療が受けれるかどうか、これは保険制度など医療体制が関わります。

日本の場合、国家予算に占める医療費の割合はかなり大きく、どう「抑制」していくかを議論している状況です。
難しい問題ですが、医療の技術はそれを受けれる体制があってこそ、ということは考えていくべきでしょう。

                      
おまけ★★★★大田のつぶやき

医療技術を活かすために医療体制を考える必要があるのと同時に、医療体制が充実しているかどうかを考えるためには、その利益配分がどのようになっているのかも考えた方が良いでしょう。
結局のところ、医療を受けるために必要な「費用」を、どこが吸収して、どのように活用しているのか、そこが費用の大きさに関わっているからです。
医療、という分野を職業として生業にしている業種は、医師、看護師、検査技師、製薬会社、病院の食堂、病院のシステム構築、検査器具の開発メーカーなど多岐にわたります。それを「支えていけるか」という問題と、その分野がどのように「潤うのか」という問題は、医療が生命に関わる部分を支えているからこそ、難しい問題なのかもしれませんね。