アトピーの方は笑いとキスが症状に良い?(1)

編集の北です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                   
昨日は、ショウゴさんが、ストレスの解消に関するWebの記事を紹介していましたが、その中で取り上げていたいくつかの項目は、アトピー性皮膚炎の症状を緩和させることが、エビデンスにより証明されています。
以前、取材したことがありますので、記事を紹介しますね。
          
          
●笑いと音楽、そしてKISSがアトピーを救う
(2005年1月号あとぴナビ掲載記事)
        
監修/木俣肇先生
        
笑うことは健常者からみたら日常のことかもしれませんが、つらいアトピー症状を抱えた方にとっては、大変なことです。しかし、それでも笑いは大事。
今月は、笑いや音楽など心をリラックスさせることが、アトピー克服にとっていかに大切かを、EBMをもとにご紹介します。
        
▼アトピーの人は笑わない?!
        
あなたは、こんなことを言われたことがありませんか?
「どうしたの? 元気ないよね」
「最近、性格が暗くなったんじゃない?」「つらそうな顔してるよ。大丈夫?」
でも、かゆくてつらいときや、眠れなくて疲れているときには、明るい顔なんてできませんよね。決して、性格自体が暗いわけではないのに……。
そんなあなたでも笑うときがあるでしょう。そう! つらいアトピーが快方に向かっているとき。たぶん、そんなときはうれくてつい笑っているはずです。実は、その笑いがアトピーの治療にはとてもよい効果があることを知っていますか?
実は、笑いには大きな治療効果があることが、多くの医師たちから報告されているのです。
「日本笑い学会」という団体には、木俣先生をはじめ多くの医師が参加しています。この学会でもリウマチ患者が落語を聞いて症状が改善された例、糖尿病の患者が漫才を見て症状が改善された例などの報告がされています。
生活に笑いを取り入れ、毎日を楽しく過ごすことができたら、アトピーも改善するのではないか?…そんなことから木俣先生はさまざまな実験を試みたのです。
        
▼笑いはヘルパーT細胞のバランスを変化させてアレルギーを抑制
        
笑うことは、どうしてアトピーに効果があるのでしょうか?
それは笑うことによって、アレルギー反応を抑制できるからなのです。
アレルギー反応はIgE(アレルゲンに対する抗体)の値で調べることができますが、IgEが高いとアレルギー反応を起こしやすく、少なければアレルギーは起きにくくなります。IgEは、アレルギー反応の原因物質で、血液検査をするとその値がわかります。IgEの値に大きく影響するのが、免疫反応をコントロールするヘルパーT細胞です。ヘルパーT細胞には、1型(Th1細胞)と2型(Th2細胞)の2種類があり、普段はこの2つがお互いを抑制してバランスを取っています。このバランスが崩れてTh2優位になると、アトピーになりやすい体質になってしまうのです。
このヘルパーT細胞のバランスは、笑いと大きな関係があるのです。
ストレスのある生活をしていると、基本的にTh2優位の状態になります。逆に、リラックスすると減少します。気持ちに余裕ができるとTh2が減少し、アレルギー反応も減少するのです。つまり、笑うことができるようになれば、アトピー改善に一歩近づくことができるのです。
         
         
今日は、まず、笑いとアレルギーの関係について、前半部分を紹介しました。
明日は続きです。

              
おまけ★★★★南のつぶやき

体内の免疫活動は、自律神経の影響を強く受けています。
笑うという行為は、当然、副交感神経に働きかけますので、そこから免疫に対して何らかの影響をもたらす、ということです。
こうした「笑いと健康」については、日本笑い学会、という医学的な活動も行う学会があるようです。
日常生活の中で、「笑える機会」はぜひ増やしたいですね。