【閑話休題】地球温暖化と糖尿病の関係とは?

ショウゴです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                     
4月に入っても、冬のような寒さの日があったり、すっきり「春の陽気」がなかなか続かないけど、これも地球温暖化の影響が関係しているそう。
今日はネットで見つけたこの地球温暖化と健康に関する記事を紹介するね。

                       
●世界的な糖尿病の増加に「気温の上昇」~地球の温暖化が脂肪を燃えにくくする!?
http://healthpress.jp/2017/04/post-2918.html

「地球温暖化」とか「不都合な真実」などは誰もが一度は口にしたことがある言い回しだろう。
では、現在の国連の国際交渉は、平均気温の上昇を「〇度未満」に抑えることを目指しているか? 〇内を答えられる人は100人中いったい何人おられるだろうか。正解は「2度未満」である。
これは産業革命前と比べた気温の上昇幅であり、それ以内に抑えられれば人類は辛うじて、地球温暖化がもたらす諸々の影響下でなんとか共存できるレベルだという。では、仮に1度上昇すると人類はどんな影響を受けるのだろうか。じつに興味ぶかい報告が公表されたので紹介しておこう。
この星の気温が1度上昇するごとに、米国内だけでも新たに「糖尿病」と診断される患者の数が年間当たり10万人強は増加する。つまり「地球温暖化」と「糖尿病」は浅からぬ関係にあり、前者が人々の健康被害に及ぼす影響力は侮れない――そんな驚くべき最新の知見が、『BMJ Open Diabetes Research & Care』(オンライン版・3月20日)に掲載された。
今回、「褐色脂肪細胞」に注目して研究を主導したのは、オランダのライデン大学医療センターのLisanne Blauw氏だ。件の細胞はその名のとおり褐色(茶色)で、熱を作り出しては体温を維持したり、食事から摂取した余分なエネルギーを燃やしていく働きをもつもの。
Blauw氏らは、この褐色脂肪細胞が寒波などの到来時に活性化されると見立てて研究を進めた。
その対極にあり、体内の余分なカロリーを中性脂肪として体内に蓄積する働きをもつのが「白色脂肪細胞」だ。双方の名称をダイエット用語として耳にしたという方もおられるだろう。蓄積とは正反対である褐色脂肪細胞の働きが活発な人は(エネルギー消費が多いぶん)太りにくいといわれている。
つまり、褐色脂肪細胞を活性化させるとインスリン感受性が改善すると考えられているわけで、Blauw氏もこう述べている。
「褐色脂肪細胞の場合、エネルギーを燃焼し熱を産生することによって、寒い環境下でも体温の低下を防ぐという重要な働きを示す。反面、温暖な気候下にあっては褐色脂肪細胞が活性化されにくくなり、これがインスリン抵抗性や糖尿病の発症につながる可能性が指摘されている」
そこで、同氏らの研究班は、室外の気温と糖尿病が大いに関連するのではないかと考えたのだ。
実際、最近の別研究においても、2型糖尿病患者にやや寒い環境下で10日間を過ごしてもらったところ、インスリン抵抗力が改善したという実験結果が報告されている。
この結果を重要視しているBlauw氏らは「褐色脂肪細胞の活性化が影響した可能性が高いだろう」と見立てている。さらに違う研究報告においても、褐色脂肪細胞は1年のうち冬期に最も活性化される傾向が示されているそうだ。
         
▼気温が1度上昇する度に……
        
今回の研究に際しては、1996~2009年という期間中の米国50州および3領域(グアム、プエルトリコ、米領ヴァージン諸島)におけるデータと、米国疾病管理予防センター(CDC)の全国糖尿病調査システムのデータに基づく「成人の糖尿病発症率」に加え、各州の年間平均気温との関連が調べられた。
なお、参加者各自が1型糖尿病か2型糖尿病かの診断は自己申告制に基づいている。
さらに実証性を高めるため、研究班は世界保健機関(WHO)のデータベースから得た計190カ国の「空腹時血糖値の上昇と肥満率」に関するデータと、世界の年間平均気温との関連も詳細に調べた。
それらを総合解析した結果、地球の気温が1度上昇する度、米国例の年齢で補正した糖尿病発生率は1000人あたり0.314人増加した。また、世界中の耐糖能異常の有病率も0.170%増加することが判明した。加えて、温暖な気候の地域においてインスリン抵抗力性が多いとの傾向も読み取れたそうだ。
「今回の私たちの研究で、外気温の上昇が糖尿病患者の増加と関連する可能性が示唆された。かように地球温暖化はわれわれ人類の健康に深刻な影響を及ぼしているかもしれず、こうした可能性にもっと目を向けるべきだろう」
        
▼褐色脂肪細胞の影響力に異論も
         
しかし一方で、こんな異論もある。米国・ニューヨーク市はモンテフィオーレ医療センター臨床糖尿病センター長であるJoel Zonszein氏の見解だ。
「今回の報告が興味ぶかい研究であることは違いないけれども、糖尿病の成因はそもそも複雑であり、この褐色脂肪細胞という一つの要因と影響力がこれほど大きいものとは考えにくいのではないか」
加えてZonszein氏は、参加者の糖尿病発症数が「自己申告制」という点を問題視し、それが正確なものでない可能性や、褐色脂肪細胞の現段階でいまだ明らかにされていないという根本的な立脚点の曖昧さを指摘している。
なんでも地球上では過去およそ100万年の間に複数回の氷河期が存在し、最後の氷河期から産業革命前までの期間に約3~8度の平均気温上の変化があったとされている。それもおよそ10万年サイクルでの自然現象だというから「1度上昇」も今日・明日の喫緊問題ではないかもしれないが、むしろ糖尿病予備軍にとっては幾分「身の凍るような」話題かもしれない。
        
         
記事の最後にあるように、今回の研究自体が「自己申告制」のデータを元にしているようなので、エビデンスとして十分といえないのは確かだろうね。
でも、気になるのは褐色脂肪細胞が、もしインシュリンに影響を与えているとするなら、同じ内分泌機能である、他のホルモン系にも間接的な影響が出る可能性があるのでは、ということ。
アトピー性皮膚炎は、ここ何十年かで大幅に患者数を増加させてきたけど、その主な原因は、文明の発達による生活習慣の変化(夜型の生活の定着など)、生体に影響を与えると考えられる化学物質の増加(排気ガスなど)などが考えられてきたけど、もしかするとそこに「温暖化」も関係していることもあるのかもね。

                       
おまけ★★★★東のつぶやき

地球温暖化のように、環境そのものが問題となる場合、個人レベルでの対応が難しい問題なので、その影響は少しずつ進むケースが多いと言われています。
今回は、データの信頼性に指摘を受けていたようですが、こうした視点からも健康に対する問題は考えていくことが大切のなのかもしれません。