花粉症の方は、「花粉皮膚炎」に注意を

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                               

ここ一週間は、風が強い日が多かったようです。
テレビでは「春一番」から「春三番」まで吹いた、という話をしていましたが、これからの時期、花粉などの飛散物質に、より注意が必要になってきます。

あとぴナビで以前、アンケートを行った結果、アトピー性皮膚炎の方にもっとも併発しているアレルギー疾患は「花粉症」でした。
花粉症は、「鼻水」や「結膜炎」をイメージする方が多いと思いますが、アトピー性皮膚炎の方の場合、「花粉皮膚炎」から、アトピー性皮膚炎の症状を悪化させることがあるので注意が必要です。
        
       
●花粉症には“二次災害”があった くしゃみや鼻水だけじゃない、花粉皮膚炎とは?
http://www.sankei.com/west/news/170219/wst1702190006-n1.html
        
春の暖かさを感じ始めると同時に、花粉が舞い飛ぶ季節になる。花粉症の人には苦しい季節の到来である。この時期耳にするのは、くしゃみが出る、鼻水が止まらない、目がかゆいなどであるが、実はこれ以外にも見逃せない症状がある。それは目のこすりすぎや鼻のかみすぎにより生じる、花粉皮膚炎である。今回はこの花粉皮膚炎について、銀座ケイスキンクリニックの慶田朋子先生に話を伺った。
       
▼こする・かむ→バリア機能低下で悪循環
       
まずは花粉皮膚炎がどんな症状であるか慶田先生に聞いた。
「目をこすったり鼻汁をかむことにより、目や鼻の皮膚の一番表面にある角層に傷がつき、バリア機能が低下するため花粉皮膚炎が生じます。また、皮膚炎が生じた部分はバリア機能が決壊しており、繰り返し花粉や涙、鼻汁といった刺激物質が浸透しやすい状態です。そのため、症状はなかなか改善しないばかりか悪化することも多く、悪循環になります」(慶田先生)
想像するだけでつらそうである。普段のスキンケアで花粉皮膚炎を防ぐことはできないのだろうか。
         
▼目の周りは保湿、鼻には柔らかいティッシュを
        
花粉シーズンのスキンケアは普段とは異なると慶田先生はいう。
「目の周りには、バリア機能を強化させるセラミドなどを含む保湿クリームで優しくケアすれば、保湿効果が期待できるほか、かゆみも軽減します」(慶田先生)
ただし、目の中に生じるかゆみには無効のため、あくまでも目の周りに対して行おう。一方、鼻のまわりはどうだろうか…?
「鼻の穴周囲の皮膚は、水分や塩分を含む鼻汁をかんだりふき取る際に、強くこすることで炎症を起こします。よって基本的には柔らかいティッシュを使用し、日中2回程度は鼻汁を水で洗い流し、鼻汁の付着を防ぐワセリンなどを塗って保護するのがよいでしょう」(慶田先生)
転ばぬ先の杖で、ケアを心がけたいものである。
         
▼花粉が付着しにくい服装や髪型も有効
         
外出時のマスクやメガネ、帽子を着用するなどが一般的な花粉症対策と考えがちだが、他にもできることがあると慶田先生はいう。
「つるっとした素材の衣類を身に付けたり、毛髪をコンパクトにまとめて花粉の付着を少なくし、帰宅後は洗顔して花粉を洗い流すとよいでしょう」(慶田先生)
目には見えないが、服に花粉が付着している可能性がある。洗顔は油分をとりすぎない水かぬるま湯が良いという。さらに女性は、スキンケアやメイクを最小限に抑えるのがおすすめだそうだ。
「花粉症の症状が出ている間は、新しい化粧品やパックを試したり、むやみに機能性化粧品などを使用するのは逆効果になることもあるので、スキンケアアイテムは2種類くらいに絞り、守りのケアに徹しましょう」(慶田先生)
春といえば化粧品も新商品が登場する時期であるが、花粉症の人はここはぐっと我慢である。
「特に、目の周りは長期間こすりすぎると皮膚炎だけでなく、コラーゲン同士を束ね、肌のハリや弾力を維持するエラスチン繊維の断裂を招きシワを誘発します。また、こすりすぎて顔面靭帯が緩むと、目元のたるみを引き起こす恐れもありますからね」(慶田先生)
皮膚炎だけでなく、シワやたるみの発生リスクまであるとは…。今回、慶田先生に伺った注意点やケアを心がけ、花粉症の時期の肌トラブルを最小限で乗り切りたいものだ。
         
         
記事にあるように、花粉皮膚炎とは「目のこすりすぎ」「鼻のかみすぎ」によって、バリア機能が低下したことをきっかけに始まります。
アトピー性皮膚炎の方の場合、特にステロイド剤など免疫を抑制する薬剤を使用していると、皮膚の細菌叢が乱れやすい「環境」が作られているため、バリア機能の低下は、黄色ブドウ球菌やボービス菌などの増加を招きやすくなります。
黄色ブドウ球菌が出すデルタ毒素は、IgEを増強させますので、アレルギーの要因をさらに悪化させ、いわゆる悪循環の輪を形成しやすくなります。

本来、バリア機能の低下に対するケアは、アトピー性皮膚炎の方であれば基本は「保水」です。これは角質層の水分不足が根底にあるからですが、この「花粉皮膚炎」に対するケアは、「保湿」の方を優先させた方が良いでしょう。
具体的には、擦り過ぎた部位などについて、油分をしっかり含んだケアアイテムで、保護するように少し広範囲をカバーするケアです。
記事ではワセリンが挙げられていますが、ワセリンの場合、保護力は強いのですが、粘度が高く、皮膚にしっかり広げようとした際に、力を入れ過ぎると、かえって「皮膚に刺激」を与えることがあります。
できれば、オイル分を多く含んだ塗布しやすいクリームタイプのアイテムの方が適しているでしょう。

花粉症により生じた、皮膚の「ダメージ」については、このように、日頃のケアとは違ったケアが必要になることがあります。
目の周囲や鼻の下が赤くなった場合には、お気軽にアトピー相談室までご相談ください。
「必要なケア」が不足した場合、先に述べた「悪循環の輪」に入り込む恐れがあります。
花粉症で悩まされている方は、その状態に合わせたお肌のケアを心がけるようにしましょう。

                
おまけ★★★★南のつぶやき

あとぴナビのアイテムであれば、APクリーム、APクリーム+SD,SSSスキンクリームなどです。
乾燥状態や保護状態を見ながら、足りない場合には、その上から安然宣言スキンクリームや安然宣言スキンオイルΩなど、オイル系のアイテムを重ね塗りすると良いでしょう。
目の周囲や鼻の下が赤くなった場合には、お気軽にアトピー相談室までご相談ください。