2017年1月号特集「1月にお肌状態をアップさせるためのアトピーケアとは?」(3)

北です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                     
昨日まで、スキンケアについて見ていきました。
今日は、入浴です。
          
         
●1月にお肌状態をアップさせるためのアトピーケアとは?
(2017年1月号 電子版記事より)
         
■冬の時期に入浴から得られることとは?
        
「入浴後に乾燥する」という感想をお持ちの方は多いと思います。
特に、元々、肌のバリア機能が低下することで乾燥しやすい状態にあるアトピー性皮膚炎の方ならばなおさらでしょう。しかし、この入浴後の乾燥は、「入浴方法の間違い」そして、入浴後のケアにより大幅に軽減できます。また、適切な入浴を行うことで、逆に「乾燥しない肌機能」の回復にも役立たせることができます。
冬の時期に必要な「入浴の方法」について考えてみましょう。
        
▼入浴温度
入浴方法は、温度や回数、時間などが挙げられますが、この中でアトピー性皮膚炎の方が入浴による影響をもっとも受けるのが「入浴温度」です。
日本人は、湯船に浸かる習慣を多くの方が持っていますが、平均の入浴温度は41℃と言われます。
アトピー性皮膚炎でない方であれば、41℃でも短めに入浴することで、「マイナスの影響」は小さくなります。また、冬の寒い時期、41℃ぐらいの温度で入浴しないと「温まった気がしない」という方もおられると思います。
しかし、41℃を維持したお風呂に肩まで10分以上浸かっているとどうなるでしょうか?
息が苦しくなって、出たくなる方がほとんどでしょう。
ヒトの体内における深部温度は、38℃前後です。風邪を引いた時など40℃以上に体温が上がることがありますが、40℃の温度ですら、体にとっては消耗が激しく、継続した場合には内臓に与える影響も深刻になります。
ましてや、その温度が41℃以上ならば、体はその熱を「受け入れない」ための反応を示しま
す。
その一つが、急激に多くの汗をかいて、気化熱により体温を下げようとする働き、もう一つが、体内の深部において血管を収縮させ(冷えの状態)、外部からの熱の伝わり方を遅らせようとする働き、さらに、苦しさを感じさせることで、その環境(41℃以上の入浴環境)から離脱を図らせようとする働きもあります。
          
特に、熱いお風呂で入浴すると、皮膚表面の急激な温度上昇から、「気化熱を利用して温度を下げる緊急的な汗」をかきますが、この汗は皮膚の熱を急激に冷ますことはできても、皮脂を伴わないためスキンケアの働きがありません。
逆に、肌にとっては気化熱による角質層の水分を失わせる働きは「乾燥」を増長させることになります。
このように汗をかく働きは、入浴後の急激な肌の乾燥に関わることになります。また、血管を収縮させる働きは冷えの状態に関わります。肌の乾燥、冷えの状態は、いずれもアトピー
性皮膚炎の症状に直結してきます。アトピー性皮膚炎の方は、「ぬるめの温度での入浴」を心がけるようにしましょう。
        
             
今日は、入浴の中で「入浴温度」を中心に説明しました。
明日はその他の入浴の項目です。

                          
おまけ★★★★南のつぶやき

入浴温度は、適切に行えばアトピー性皮膚炎の状態を良くしてくれますし、高すぎると逆に悪くする諸刃の剣です。
寒い時期、高めの温度で入浴しやすいので、注意するようにしましょう。