気温とお肌の乾燥、アトピーの方の違いとは?(2)

今日は、昨日の続きじゃ。

 

 

 

 

 

 

 

 

                  

アトピー性皮膚炎の方にとって、お肌の乾燥は、バリア機能の低下から、深刻な問題となっていることが多い。
じゃが、数日前のブログで書いたように、「乾燥肌」はアトピー性皮膚炎の方に特有のものではなく、一般の方でも「乾燥」を感じる方は多い。
        
         
●北日本ほど乾燥!?全国のお肌事情
http://weathernews.jp/s/topics/201612/180075/
        
12月も半分が過ぎて、リップクリームやハンドクリームが手放せない時期に。全国の乾燥事情を調査するため、18日(日)はウェザーニュース会員の皆さんにお肌の乾燥具合を聞いてみました。
        
▼お肌の調子は?
    
なんと!全体の85%が乾燥している(かさかさ+ガサガサ+パックリ)ようです。しっとりなお肌を保てている方は、わずか15%…。約5人に4人はお肌が乾燥していることが分かりました。
どこほど乾燥しているのか?エリアごとに見てみます
全国的にお肌の乾燥を感じている方が多いようですが、そんな中でも北陸~山陰は乾燥が抑えられているようです。逆に、関東北部で乾燥しているようです。
では、もうすこし乾燥度の高い「ガサガサ」「パックリ」で見てみると・・
やはり北陸~山陰は回答率が低くなっています。
それよりも気になるのが、岩手をはじめとする北日本エリア。
「おや?」と思う方もいるかもしれませんが、北日本が結構乾燥しているようなんです。
北日本は、冬の間は雪や雨が降りやすく、あまり乾燥するイメージがない方もいるかもしれません。これはどういうことなのでしょうか?
      
▼そもそも、お肌が乾燥する条件は?
   
お肌の乾燥は、湿度だけが関係しているわけではなく、空気中の水蒸気量と風の強さによって大きく左右されます。
※水蒸気量は、気温と湿度で決まります。
このことに注目してみていきます
   
12月平均の水蒸気量(水蒸気圧)や風の強さを見たところ、北日本や関東北部は、お肌が乾燥する条件を満たしていました。
   
【北日本】
水蒸気量(水蒸気圧)が低い+風が強い
寒気の南下によって12月は気温が低くなり、空気中の水蒸気量が少なくなりました。また、発達した低気圧が近くを通過しやすく、風が強くなったことも、お肌の乾燥に影響していそうです。
      
【関東北部】
水蒸気量(水蒸気圧)が低い
これは、12月の平均湿度が低かったためです。冬型の気圧配置となる日が多く、北西の季節風によるフェーン現象が発生。乾燥した空気が流れこむことで、湿度の低い日が多くなりました。
         
イメージだけでは分からない、乾燥の理由があるんですね。
ただ、乾燥は気付く前になんとかしたいもの。「湿度」と合わせて「風の強さ」も確認しつつ、なによりクリームなど事前の対策が不可欠です。
          
          
最初に述べたように、日本における気温や湿度は、地域差は多い。
したがって、乾燥を感じる一般の方も、地域差が出てきて不思議ではないじゃろう。
じゃが、アトピー性皮膚炎の方の場合、旭川市にはアトピーの方がいないか、というとそんなことはない。
文部科学省の学校保健調査によれば、人口の差による患者数の差はあっても、患者数の割合については、全国どこでもさほどの有意差はみられることはない。

では、同じ「乾燥」が問題になるのに、アトピー性皮膚炎と一般の人とで差が生じるのはどこにあるのか、というと、先日のブログで書いた「乾燥肌によるバリア機能が、さらなる乾燥状態の悪化を招くかどうか」の違いが、アトピー性皮膚炎とそうでない人の間にはある、ということじゃ。
生活面がお肌に与える影響も、アトピーの人は特に症状が悪い人の場合には、そうでない人よりも一層な注意が必要じゃ。
スキンケアや入浴だけでなく、食事、運動、睡眠、生活環境、ストレスなどいろいろな面が大なり小なり、お肌の状態に影響を与えることになる。
自分にとって、「必要な対策」は、他の人にとって「必要な対策」とは必ずしもならん。
逆にいえば、他の人が良かったことでも、自分にとって良いとは限らない、ということじゃ。
もちろん、最大公約数的に見れば、多くの人に共通して「必要な対策」はある。
スキンケアで保水を行う、入浴温度は引く目に、睡眠時間は不足しないように、甘い物や油の多いものの摂取はほどほどに、などじゃ。
そして、その「最大公約数」に含まれない、自分にとって必要な対策を見つけることも、アトピー性皮膚炎の人には大切と言える。
特に、なかなか症状が良くならない人の場合、「自分に必要な対策」ができていないから症状を良い方向に持っていけていない、という可能性がある。

自分にとって、必要なケアをしっかり行うようにしておきたいものじゃの。

                       
おまけ★★★★大田のつぶやき

今年も、もう残り1週間を切りました。
生活リズムが年末年始に向けて、不規則になりやすい方も多いのではないでしょうか?
あとぴナビのご相談を見ていても、年末年始は楽しく過ごせて乗り切れたのだけど、年始に落ち着いた頃から、症状が一気に悪くなった、という方の場合、年末年始の生活リズム、生活環境の不規則が目立つことが多い傾向があります。
楽しく過ごすことと、健康に過ごすことは必ずしも一致しませんから、少なくとも状態が悪い方の場合、「健康に過ごすこと」を優先したいですね。