冬前に行っておきたい秋の準備ケアについて(2)

こんにちは。南です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                        
今日は、昨日に続いて、乾燥する冬を前に、今のうちから準備しておきたい日常ケアを考えたいと思います。
昨日はスキンケアでしたが、今日は入浴を見ていきましょう。
●入浴のチェックポイント

1.入浴温度を上げすぎないように注意

アトピー性皮膚炎の方にとって、入浴という行為は、プラスを生むことも、マイナスにつながることもあり、両極端の影響を受けやすい「生活習慣」です。
そして、もっとも、プラスとマイナスに分かれやすいのが、「入浴温度」です。
アトピー性皮膚炎の肌に対して「良い影響」を与えるために必要な入浴は、じっくりと汗をかきながら、冷えの状態を改善するための入浴です。
外からの熱を体に万遍なく血液で運ぶためには、血液が体を4~5巡することが必要といわれています。一巡するのに約5分ほどかかりることから、求められる入浴時間は最低でも20~30分となります。
この20~30分という入浴時間から考えて、体にとって「マイナス」とならないための入浴温度は38~39℃、ということになります。
一般的に、寒くなると、どうしても「熱めの入浴」を心地良く感じることがありますが、40℃以上の温度で20~30分も入浴した場合、その熱を受け入れ、体内の温度が40℃に近くなることは、生体にとって大きな負荷となることから、体はそうした熱を受けいれないよう、逆に深部では血管を収縮して血流を悪くします。
しかし、皮膚の表面は直接、高い熱に触れているため赤く熱を持つようになり、その熱を逃がすため、汗をかき気化熱を利用しようとします。
つまり、角質層から「水分を蒸散」させることになりますが、この状態は、肌にとって「乾燥」を生むことになります。

体内では、「冷えの状態」を生み、肌では「乾燥状態」を生む、この高い温度での入浴が、アトピー性皮膚炎にとってマイナスとなることは一目瞭然でしょう。
もちろん、高い温度での入浴は、他の体にとってプラスの作用を持つことがありますが、入浴時間は短くすることが必要になり、冷えの改善、という目的にはあまり役立ちません。

つまり、アトピー性皮膚炎の方が「目的」とする入浴の効果は、ぬるい温度で初めて得られ、そして「マイナス」となる影響は高い温度で受けることになる、ということです。
日本人の入浴温度の平均は、ある調査によると40~41℃のようですが、この「平均の入浴温度」では、アトピー性皮膚炎にとっては、「不向き」の入浴温度になっていることを忘れないようにしましょう。

 

以上、冬前に準備したいスキンケアと入浴でのチェックポイントについて述べました。
アンケートをとると、一年の中でもっとも「秋」の季節は状態が落ち着くという回答です。
そして冬はもっとも状態を落としやすい季節という方が多く、状態が良い秋にこそ冬に向けた準備はしっかり行って欲しいと思います。
適切なケアで準備して、冬を迎えるようにしましょう。

                     
おまけ★★★★博士のつぶやき

入浴温度は、高い温度での入浴が万人に悪い、ということではない。
高い温度で入浴することによる体への影響は、プラス面もある。
じゃが、ことアトピー性皮膚炎に限ってみれば、高い温度はマイナス面の方が多い、ということじゃな。
入浴温度の「間違い」による症状の悪化は、意外と多いものじゃ。
アトピー性皮膚炎の方は、十分、気をつけて欲しいと思うの。