食物アレルギーと乳児と医師の指示

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                     
乳幼児のアトピー性皮膚炎の場合、食物アレルギーが同時に関わるケースは比較的多くあります。
アトピー性皮膚炎を併発している食物アレルギーの多くは、成長と共に自然解消されているようですが(アナフィラキシー症状が見られるような場合は除く)、アレルギーを引き起こすとされる食物の制限についての記事があったので紹介しましょう。
          
          
●食物アレルギー症状、乳幼児14% 医師の指示受けず制限 4割超
(朝日新聞  2016.8.24記事より)
               
6歳以下の子どもの7人に1人が食物アレルギーと思われる症状を起こした経験があるが、うち1割程度が医療機関を受診していなかったことが、厚生労働省の2015年度乳幼児栄養調査でわかった。さらに、原因と思われる食べ物の除去や制限をしたことがある保護者の4割が医師の指示を受けずにしていた。
            
調査は厚労省が1985年度から10年ごとに実施しており、4回目となる今回は、無作為に選んだ全国1106地区の0~6歳児3871人分について昨年9月に回答を得た。食物アレルギーについて尋ねたのは初めて。
食事が原因と思われるアレルギー症状を起こしたことがある子どもは全体の14.8%で、そのうち87.8%が医療機関を受診したが、11.2%はしていなかった。受診しなかった保護者の対応(複数回答)は、「母親など家族に相談した」(43.8%)や「インターネットや雑誌で対処方法を探した」(25.0%)が多かった。
食物アレルギーの原因と思われる食べ物の除去・制限をしたことがあるのは全体の23.6%。うち医師の指示でしたのは46.4%で、42.1%は指示を受けていなかった。
厚労省は、原因の食べ物を正確に特定しないとアレルギー症状を繰り返したり、不必要に栄養を除いたりする可能性があるとして、「調査結果を自治体などに知らせ、医師の指示を受けるよう啓発したい」と話している。
              
             
食物アレルギーに対する食事制限は、基本的に医師の指導のもと、行われることが推奨されています。
特に、アナフィラキシー症状を引き起こすような場合、生命に危険がでることもありますので、注意が必要です。
ただ、アトピー性皮膚炎のアレルゲンとして、検査結果によって制限された食物が、その後、永久に食べられないか、というと、食べられないケースよりも食べられるようになるケースの方が多い現状があります。
医師の指導のもと行う場合でも、どういった「管理」を医師が行ってくれるのかは、医師ごことに違うこともありますので、注意する方が良いかもしれません。

                         
おまけ★★★★東のつぶやき

食物アレルギーとアトピー性皮膚炎の関係は、どちらが「先」なのかによって、アレルゲンとして残りやすいかどうかも変わってくるのかもしれません。
最近は、皮膚のバリア機能が低下していることから食物アレルギーを引き起こしやすくなることも指摘されています。
いずれにしても、これから乾燥する季節です。
小さなお子さまの皮膚のケアはしっかり行うようにしたいですね。