尿検査でアレルゲンが分かる?

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                
今日はアレルゲン検査についての話題を一つ紹介しましょう。
これまで、アレルゲンの検査は、血液検査やパッチテストなど、多少の「痛み」を伴う検査が多く、乳幼児などで検査ができないケースもあったようです。
しかし今回、尿検査でアレルゲンが検査できる方法が見つかったようです。
          
            
●食物アレルギー 尿で判定、検査キット開発へ…物質発見
http://mainichi.jp/articles/20160817/k00/00m/040/145000c
        
▼東大など研究チーム
        
食物アレルギーの診断や重症度の判定につながる尿に含まれる物質を、東京大や国立成育医療研究センターのチームが見つけた。従来は血液検査などで診断していたが、患者は乳幼児が多く、採血は負担が大きい。今後、尿を調べてアレルギーの有無や重症度などを判定する検査キットの開発を進めるという。
食物アレルギーは、牛乳や卵、小麦などの食べ物に含まれるたんぱく質に反応し、じんましんや腹痛、下痢などの症状を引き起こす。日本人の有病率は1?2%程度とされるが、乳幼児は5?10%と高い。
チームは、食物アレルギーを起こす原因となる免疫細胞が大量に作り出す「PGD2」と呼ばれる脂質に注目。動物実験で、食物アレルギーの症状が悪化するほど、尿中に含まれるPGD2が分解してできた物質の量が増えることが分かった。
さらに、2014年と15年に同センターを受診した約140人の子どもの尿を調べた結果、症状の重い子どもほど、この物質の量が多かった。この物質は、ぜんそくや鼻炎など他のアレルギーの病気との関連はないとみられるという。
村田幸久・東京大准教授(薬理学・免疫学)は「尿中の物質ではアレルギーの原因食品は分からないが、乳児のオムツの尿からも検出できる可能性があり、早期の診断ができそうだ」と話す。
               
             
PGD2とは「プロスタグランジン2」のことで、ぜん息のキーワードになったりアレルギーの炎症反応には深く関わっている因子です。
今回の研究では、アレルゲンへの反応が分かっただけで、まだアレルゲンの特定ができる段階ではないようですが、今後、研究が進むと特定ができるようになるかもしれません。
尿から検査ができる場合、キッドなど簡易な方法も考えられますので、乳幼児のアレルギー反応に関する初期段階での治療には大いに役立つのではないでしょうか?
今後の研究に注目しておきたいと思います。

                     
おまけ★★★★大田のつぶやき

今回は、尿検査で、ということですが、もしかするとこうした免疫細胞が作り出す物質を測る、ということで考えれば、唾液や涙なども可能性はあるのかもしれません。
いずれにせよ、必要な検査が簡易な方法で可能になるのは良いことですね。