ぜん息はアレルギーでない?。

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                    
アトピー性皮膚炎の原因は、専門の学会においても、アレルギーから皮膚機能の異常へとシフトしつつありますが、ぜん息も、アレルギー以外の原因が見つかったようです。
        
        
●喘息はアレルギーではなかった!原因となる遺伝子が特定され完治の可能性が
http://irorio.jp/sophokles/20160722/337552/
         
喘息は、現在のところ完治できない病気だ。薬で症状を軽減させるという対症療法しかない。
ところが、英国サウサンプトン大学による最近の発見で、喘息に完治の可能性が見えてきた。
    
▼原因となる遺伝子を特定
        
サウサンプトン大学の研究者たちが発見したのは、ADAM33と呼ばれる遺伝子が喘息の根本原因となっていること。
人の身体は傷が付いた時に、その部分の細胞が増殖して傷を修復するようになっている。
その際に、細胞の増殖を促すのが、ある種の酵素だ。
そして、その酵素を作り出すように命じるのがADAM33という遺伝子である。
通常ならこの酵素は傷が付いた部分に生成されるが、喘息の人の場合、そうでない部分?つまり気道で生成され、その結果細胞が増殖し、気道の壁が分厚くなり、狭まってしまう。
      
▼根本原因はアレルギーではない
       
気道がこのように分厚くなる症状は「気道リモデリング」と言われ、医学界では花粉などのアレルギーが原因と信じられてきた。
ところが、サウサンプトン大学の研究者が、ADAM33遺伝子を無効化(スイッチをオフにする)したマウスを使ってアレルギーの実験を行なったところ、一時的な気道の炎症は見られたものの、気道リモデリングは起こらなかったという。
      
▼遺伝子の無効化で完治の可能性
         
「長年にわたって、気道リモデリングはアレルギー反応だと考えられてきました。ところが今回の実験で、そうではないと分かった」と同大学の教授は言う。
「これは非常に大きな発見です。もし喘息の人のADAM33遺伝子を無効化したり、働きを抑えたりすることができれば、喘息を完治できる。そう我々は信じています」
マウスではすでにそれができている。喘息を完治できるようになる日はそう遠くないのではないか。
       
        
記事を読むと、ADAM33遺伝子を無効化することで、気道が分厚くなる「気道リモデリング」と呼ばれる症状が起きなったようです。
本来、アレルギーが原因と考えられていた疾患が、アレルギー以外の原因について考えられていくことは大きな「進歩」と言えるでしょう。
もっとも、アトピー性皮膚炎の場合も、現在は皮膚機能の原因が中心となりつつありますが、「アレルギー」が原因と考えられるアトピー性皮膚炎があることも確かです。
ぜん息の場合も、一つの原因に固執した場合、当てはまらないケースが出てくることも考えられるでしょう。
大局的な視野で、考え、取り組む必要があるでしょう。

                            
おまけ★★★★博士のつぶやき

記事にもあるように、遺伝子を無効化した場合でも、「一時的な気道の炎症は見られた」とあるように、もしかすると、遺伝子+「α」を考える必要があるのかもしれんの。
もっとも、複数の原因が考えられるとして、その中の一つが解明したのであればそれはそれで、良いことであるのは確かじゃ。
悩んでおる患者さんのためにも、一つ一つ解明されていくことを期待したところじゃの。