【閑話休題】ストレスが「害」をなすと信じるかどうか

ショウゴです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                       
ストレスは、アトピー性皮膚炎に対しても悪影響があるようだけど、興味深い記事があったので紹介するね。
        
         
●イライラの感情がマイナスばかりでない理由
http://toyokeizai.net/articles/-/123254
       
「一億総ストレス時代」とも揶揄される現代において、私たちは日常生活のいたるところでストレスを感じながら毎日を過ごしています。本当は人に優しくしたいのに、ついカチンときて、感情的な言葉を発してしまう。あるいは、本当は平静な心持ちでありたいのに、つまらないことでイライラしてしまう。
こうしたことが続くと、人間関係や仕事がうまくいかなくなってしまったり、自分のことを許せなくなったり嫌いになったりしてしまうこともあるでしょう。一方、拙著『対人関係のイライラは9割解消できる』(マイナビ)でも解説していますが、実のところ、ネガティブと思える感情は、長い目でみれば必ずしもマイナス面ばかりではありません。むしろ逆に、それらを活用して成長の糧とすることもできるのです。
        
▼イライラを甘く見ていませんか?
         
自分から好きこのんでイライラする人はきっといないと思いますが、皆さんは普段、どんな場面でイライラを感じるでしょうか。
とにかく多忙でつねに時間に追われているサラリーマンだったら、部下のちょっとしたミスにもイライラしてしまうでしょうし、子育て中の主婦の場合には、ただ子供が泣いているだけなのに、ついイライラを感じてしまうこともあるでしょう。
できることなら、誰もが手放したいと思っているであろう、イライラや怒りの感情。しかし実際には、これらの感情は自分ではどうしようもないもの、あるいはイライラしやすいのは生まれつきの性格などとあきらめてしまう人が多いのが現状のようです。
ですがこのような考え方は、イライラの弊害を過小評価している、言葉を換えれば、「イライラを甘く見ている」ともいえます。実際のところ、イライラや怒りの感情は、私たちが考えている以上に私たちの心身、あるいは人間関係にさまざまな影響を及ぼしているのです。
だからといって、ここで私は無念無想の境地を目指してイライラを感じないようにしましょう、などと申し上げるつもりは毛頭ありません。そもそも私自身がその境地に遠く及びませんから、土台無理な話です。ただ、私たちがストレスをどう捉えるかによって、それが心身に及ぼす影響は180度変わる可能性があります。
       
▼イライラを味方につける
      
1998年に米国で約3万人を対象とした8年間の追跡調査が行われました。この調査では、「昨年どれくらいストレスを感じましたか」「ストレスは健康に害をなすと信じますか」といった質問に参加者に答えてもらい、その後公開されている住民記録を使って参加者のうち誰が亡くなったかを調べました。
前年に強いストレスを経験した人たちは死亡リスクが43%も高かったのですが、これは「ストレスが健康に害をなす」と信じていた人たちだけに認められたことでした。強いストレスを経験したにもかかわらず、ストレスが無害だと思う人たちの死亡リスクは、上がるどころか、ストレスがほとんどなかったグループと比べてもさらに低い結果となったそうです。
研究は8年間に及び、最終的には18万2000人が、ストレスからではなく、ストレスを悪いものだと信じたことによって死期を早めた、と研究者たちは判断しました。
さらに別の研究では、ストレスを有用なものとして考え直すように教えられた人たちは、ストレッサー(ストレスを生物に与える何らかの刺激)が加わった後に生じる不安などの心理的ストレス反応が少なくなっただけでなく、身体的反応の仕方までも変化することが確認されました。
具体的には、通常ストレスに伴う反応として心拍数の増加と心血管の収縮が認められますが、ストレスを有用であると信じられた人たちには、心拍数の増加がみられたのみで、心血管の収縮は起こらなかったというのです。
これらの研究結果は、イライラをはじめとした心理的ストレッサーを含め、さまざまなストレスをどうとらえてどのように対処すべきか、ということについて、今までとはまったく違った新しい視点を与えてくれます。
つまり、イライラをただ単に敵視するのではなく、それは私たちに成長をもたらしてくれるものだ、というポジティブなとらえ方をしたとき、心身に起こる反応はマイナスからプラスに転じる可能性があるということです。
           
▼ポジティブにとらえると心身に起こる反応もプラスに
        
プラスの思い込みによってストレスが心身に与える影響は良い方向に転じます。
その効果は強力で、乳糖やでんぷんなど薬として効き目のないものでも、本物の薬と思いこませて自然治癒力を引き出す「プラセボ効果」と比較されますが、プラセボ効果が短期的にある特定の効果だけを示すのに対して、思い込みの効果は本人の信念(スキーマ)などとも関連したより深いものであるため、長期的にさまざまな効果を発揮することができます。
皆さんが、イライラは成長の糧になる、と思いながら日頃より積極的に対処し、そのことが自分自身の実体験として腑に落ちたとき、この考えは信念のレベルにまで深まっていくことでしょう。
そしてそれは、あらゆる困難やストレスを乗り越えていく力=レジリエンスを大いに高めることに繋がります。
       
        
記事のポイントは、

前年に強いストレスを経験した人たちは死亡リスクが43%も高かったのですが、これは「ストレスが健康に害をなす」と信じていた人たちだけに認められたことでした。強いストレスを経験したにもかかわらず、ストレスが無害だと思う人たちの死亡リスクは、上がるどころか、ストレスがほとんどなかったグループと比べてもさらに低い結果となったそうです。
研究は8年間に及び、最終的には18万2000人が、ストレスからではなく、ストレスを悪いものだと信じたことによって死期を早めた、と研究者たちは判断しました。

という部分だよね。
ストレスは、ほとんどの人が何かしら抱えているものだけど、そのストレスを「どう捉えるのか」によって、生体に対して影響を与える内容が真逆に変わるのならば、「良い影響」が与えられるような捉え方をしたいよね。
先週、プラセボの記事を東さんが紹介してたけど、同じような意味合いだと思うんだ。
ポジティブに捉えるように工夫して過ごすと良いかもね。

                     
おまけ★★★★東のつぶやき

ストレスや思いこみ、という部分では「ポジティブ」な思考は大事ですが、個々人ごとに受け取り方は異なります。
中には、「ネガティブ」な思考こそが、逆にプラスの要因を抱えることもあるようです。
6/27の日経新聞夕刊に、「ネガティブ本、癒しもたらす」という記事が掲載されていましたが、絶望に浸ることが立ち直りのきっかけになる、という内容が書かれていました。
ヒトの心は、置かれたシュチエーションにより、揺れ動きます。
「自分にとって良い状態」の方向に持っていくようにしたいですね。