あとぴナビ夏号の記事より、スキンケア(1)

編集の北です。

 

 

 

 

 

 

                          
今日と明日で、今月号のあとぴナビに掲載されたスキンケアの記事を紹介しましょう。
            
         
●お薬をお使いの方は要注意!そのお肌「水分不足」かも!?
(あとぴナビ2016年夏号より)
      
病院で処方される塗り薬は、そのほとんどが軟膏タイプかクリームタイプです。軟膏タイプは、ワセリンをベースに薬効成分が配合され、クリームタイプは塗りやすいよう水分と乳化されたクリームがベースになっています。
いずれも、一般的なアトピー性皮膚炎の方が行う「スキンケア」で考えると、カバー力を持つ「保湿」の役割を持っていますが、アトピー性皮膚炎に最も必要な「保水」の役割は十分ではありません。
特に、軟膏タイプのお薬は、水分を全く含みませんので、乾燥から生じるバリア機能の低下を防ぐことができません。
お薬は、皮膚下に生じた炎症を抑える働きはありますが、炎症を引き起こす原因となった「バリア機能の低下」「異常な細菌叢の形成」そして「角質層の乾燥」に対する効果はなく、ステロイド剤など免疫を抑制する薬剤が配合されている薬剤であれば、免疫機能を低下させることで異常な細菌叢の形成を促すこともあります。
アトピー性皮膚炎の方が抱えるダメージ肌のマイナス点をカバーするために、お薬を使う前に、「保水ケア」をしっかり行うようにしましょう。
肌に十分な水分を与えてからお薬を塗ることで、お薬のベースに使われている軟膏やクリームの成分が、保湿の効果を発揮しやすくなります。
実際、お薬を塗る前にローションやジェル系のアイテムで「保水」を行うようになってから、「薬の使用回数や量が減った」「ムズムズした痒みがなくなった」という感想は数多くいただきます。
薬を使う前には、必ず「保水ケア」を忘れないようにしましょう。
            
             
記事にあるように、お薬をお使いの方は、お薬だけで「ケア」を完了されている方が意外と多くおられますが、お薬の基材成分だけでは、保湿はできても保水が行えていません。
アトピー性皮膚炎の原因の一つが、保水不足による角質層のバリア機能低下→皮膚の常在菌叢が異常→IgEが増加→炎症が生じて痒みが起きる、という部分にありますから、薬の成分で炎症を抑えても、新たな炎症のきっかけを生んでいるのでは一進一退に陥りやすくなります。
お薬をお使いの方は、とにかく「保水ケア」を忘れないようにしましょう。

明日は、ダメージ肌のケアです。

                     
おまけ★★★★南のつぶやき

お薬をお使いになる前に、保水を行うことで症状が改善した例は多くあります。
特に、お薬を使いながら痒みが続く場合、お薬で「抑えきれない」原因が、この乾燥にあったため、乾燥の改善=痒みの改善、に繋がっているようです。
乾燥の改善は、油分ではなく「水分」が大切なことを覚えておきましょう。