夏風邪の流行に注意しましょう。

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                 
空模様が怪しい日が続いていますが、気温も上昇して、夏は近づいているようです。
今年の夏は猛暑が予想されていますから、汗対策、紫外線対策は今のうちから心がけるようにしましょう。
         
さて、最近、「夏風邪」が流行しているようです。
         
         
●ヘルパンギーナ、西日本で流行の兆し-35都府県で患者増、警報値超の地域も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160614-00000002-cbn-soci
         
「夏かぜ」の代表的な疾患で、高熱や口腔内に水疱などを伴うヘルパンギーナが西日本で流行の兆しを見せている。国立感染症研究所がまとめた5月30日から6月5日までの週の全国の患者報告数によると、西日本を中心に患者が増えており、35都府県で前週の報告数を上回った。患者が増加傾向の自治体は手洗いなど感染予防の徹底を求めている。【新井哉】
5月30日から6月5日までの週の全国の患者報告数(小児科定点医療機関約3000カ所)は、前週比68%増の定点当たり0.42人。6週連続で増加した。
都道府県別では、香川が2.71人で最も多かった。以下は、佐賀(1.91人)、広島(1.67人)、島根(1.61人)、鳥取(1.58人)、福岡(1.42人)、滋賀(1.22人)、山口(1.13人)、大阪(0.9人)、岡山(0.78人)、徳島(0.7人)、京都と大分(共に0.69人)、熊本(0.6人)などの順だった。
感染の拡大に伴い、警報基準値の6.0人を上回る地域が出てきた。西讃保健所管内(6.5人)で警報基準値を上回った香川県は「県全体で増加している」と説明。滋賀県でも高島保健所管内で警報基準値の1.5倍の9.0人を記録した。同県は「全県で過去5 年の同時期と比較して最も高い値」として警戒を強めている。
ヘルパンギーナは、高熱や口腔内の水疱・発赤を主症状とするウイルス性疾患で、乳幼児が罹患するケースが多い。2-7日の潜伏期間後、38度以上の発熱や口腔内に水疱が現れる。2-4日で熱が下がり、7日程度で治癒する。
熱や口腔内の痛みで、食事や水分を十分に取れず、脱水になるほか、熱性けいれんや髄膜炎、心筋炎といった合併症を生じる可能性がある。患者のせきや、つばなどに含まれるウイルスによって感染する。
          
            
今のところ、西日本が中心のようですが、ヘルパンギーナによる「夏風邪」が流行し始めているようですね。
実際、あとぴナビ会員の方の中にも、口内の水泡や発疹、そして高熱の症状を訴える小児や乳児からのご相談が増えています。
今回の夏風邪のように、食事や水分がとれない状態で高熱が続く=角質層の水分蒸散量が増える(熱を下げるため)、という状況は、角質層の乾燥からバリア機能の低下を招きやすい状況になっていることも伺えます。
実際、夏風邪に罹患したご相談を見ていると、乾燥による症状のご相談が多く、高熱により体内の免疫活動がIgEを一時的に抑える方向に向かっても、バリア機能の低下があれば、高熱が下がった段階で、細菌叢の乱れから症状悪化につながることが予想されます。そして、実際、熱が出ている間は、痒みが落ち着いていたのが、熱が下がって数日すると、熱が出る前よりも悪い状態になった、というケースは珍しくありません。
夏風邪の場合、罹患者との接触により感染するわけですから、流行している地域の方は、一定の予防措置(外出時のマスク、帰宅時の手洗い、など)はしっかり行い、そして体内の免疫活動が低下しないよう、日頃の睡眠がとれるように心がけておきましょうね。

                             
おまけ★★★★大田のつぶやき

風邪を引いた際、アトピー性皮膚炎の方の中には、ステロイド剤になどに対する拒否感を抱いている方がおられ、ある意味「医者嫌い」になっている方を見受けます。しかし、夏風邪のような感染症、特に体力がない乳幼児が夏の体力を落としやすい時期に罹患した場合、重症化するケースもあります。
薬剤には、マイナスの「リスク」はありますが、同時にプラスに働く「メリット」もあります。
リスクがメリットを上回る場合、そして代替えの方法がいくつもある場合には、無理な投薬が第一選択肢として正しい、とはいえないケースも確かにありますが、メリットがリスクを上回り、リスクが許容できる範囲ならば、投薬を受けた方が良いケースもあります。
薬は「使いよう」であることは忘れないようにしましょう。