腸内環境が遺伝する!?

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                    
腸内環境とアレルギーの関係については、さまざまな研究が報告されていますが、ネイチャーで腸内環境と遺伝に関する興味深い論文が発表されたようです。
            
          
●子孫へ遺伝する「最悪の腸」、原因は母親のファストフード
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160520-00027310-jprime-life
            
今年1月、イギリスの科学雑誌『ネイチャー』に衝撃的な論文が掲載された。米国スタンフォード大学の研究によると、女性が食物繊維の少ない食事をしていると、子どもの腸内環境が悪くなり、孫では悪玉菌ゴッソリの“最悪の腸”になり、そのまま、ひ孫にまで受け継がれるという。
ここまでくると、子どもや孫たちがヨーグルトを食べても、必死に食物繊維をとっても改善はされないそうだ。
ご存じのとおり、腸内環境が悪いと健康被害が大きい。肥満、肌あれ、イライラ、生活習慣病や大腸がんなど命の危険にかかわる病気にもつながる。
近年はアレルギーや免疫力なども関係があると言われている。ただし、厚生労働省が推奨する食物繊維の摂取量は成人男性が1日20g、成人女性が1日18gなのだが、圧倒的に足りていないという。
「国民健康・栄養調査によると、男女とも平均して約14gしか食物繊維をとっていないことがわかっています。1955年には22gとれていましたが、その後は大幅に足りていない状況が続いています」
教えてくれたのは、食物繊維に詳しい大妻女子大学家政学部食物学科教授、青江誠一郎先生。食物繊維が足りないと自分の健康を害するだけでなく、子孫にまで影響するなんて、いったいどういうこと?
「赤ちゃんは無菌の状態で生まれてきます。母親の産道を通り、母乳を与えることで、母親の腸内環境がそのまま受け継がれます」
つまり、ファストフードやお菓子ばかり食べて不摂生をしている母親は責任重大。
「腸内細菌の種類と、それぞれの数のバランスによって腸内環境が決まります。菌の種類が少なくなると、腸内環境はどんどん悪くなります」
仮に母親の腸の中に『織田家』『豊臣家』『徳川家』『真田家』の4つの家柄の善玉菌がいたとする。それぞれ多数いれば、4つの家督は受け継がれていく。
しかし、『織田』が1人しかいなかったら、子どものお腹で『織田家』は滅亡する。さらに、その子どものお腹の『豊臣』が1人だったら、孫のお腹の中には『徳川家』と『真田家』だけになってしまう。
「大切なのは菌の多様性です。菌の種類が多ければ多いほど、悪玉菌を抑え、良好なバランスが保たれます」
           
        
正しく言えば、腸内環境が先天的な「遺伝」として受け継がれるのではなく、後天的な「産道の通過」「母乳」などにより受け継がれる、ということでしょう。
とはいえ、では「帝王切開」で出産し、「人工ミルク」で育てれば、この問題は解決するのか、というと、もともと白紙状態で生まれた乳幼児の腸内環境に「どのような良い菌が住み着くのか」と考えた場合、いずれにしろ後天的な要因に左右されることになります。であるならば、もともと母体の腸内環境が良ければよいだけの話、とも言えますから、日頃から、腸内環境が「良くなる」ような食生活習慣は大事と言えるのでしょう。
記事ではファストフードが良くない、としているようですが、私たちの食事は、現在のところ、「理想的な食事」とはかけ離れた食生活を送っている方が多いのではないでしょうか?
特に、アトピー性皮膚炎の方の場合、炎症を起こしやすい食事には注意が必要でしょう。
日頃の食生活に注意しましょう。

                         
おまけ★★★★大田のつぶやき

腸内環境を整える際、ヨーグルトをイメージする人が多いようですが、日本人の場合、西洋人の腸の形態との違いから、長年、日本人の食卓に並んでいた、漬物、味噌汁、あるいは納豆など、植物性の乳酸菌の方が合っている、という研究もあるようです。
「和食」の食習慣を心がけると良いのかもしれませんね。