今年の夏も猛暑の予想。紫外線に注意を

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                 
5月も半ばになり、夏日も見られるようになってきました。一部の気象情報では、今年は猛暑の予報も出ているようです。
こうした日差しが強くなるこれからの時期、アトピー性皮膚炎の症状悪化につながる大きな要因の一つに紫外線があります。
皮膚の表面には、「ランゲルハンス細胞」という樹状細胞が存在し、外敵などを察知するセンサーの役目を果たしています。そして、紫外線を浴び続けると、このランゲルハンス細胞が持つセンサーの役目が失われることが分かっています。
皮膚の免疫機能は、このセンサーが働くことで外敵に対して対処することができますから、センサーの機能が失われれば、免疫機能そのものが低下することに繋がります。
アトピー性皮膚炎の原因の一つには、皮膚表面における細菌叢の乱れが関係しており、紫外線はこの細菌叢の乱れを増長する恐れがある、ということです。
その他にも、強い紫外線を浴び続けると、日焼けの症状があらわれますが、これは皮膚にとって炎症を生じさせる「ダメージ」です。
このように、紫外線は痒みに直接繋がる悪化要因の一つと言えますので、適切なUVケアを行うようにしましょう。

UVケアを選ぶ際の注意点として、UV効果は、SPF値やPA値で示されますが、それらの数値を高くするためには、何らかの「成分を配合」することが必要になります。通常、それらの成分はお肌に刺激が少ないものが使われますが、刺激をゼロにすることはできません。
特にSPF値は、最高値(SPF値50)が最も良い、と思われがちですが、SPF値とは日焼けまでの時間を「遅らす」数値であり、1時間だけ直射日光を浴びる場合、SPF値50とSPF値10のアイテムの差は全くありません(通常、SPF値の値が1につき約20分、日焼けを防ぐとされています)。
SPF値50ということは、計算上でみると、約1,000分=約17時間の間、紫外線による日焼けを防止してくれるわけですが、日本国内において、17時間も強い直射日光が降り注ぐ場所はどこにもありません。もちろん、UVアイテムは汗などで流れ落ちることもありますので、数値どおりの時間、必ず維持される、ということではありませんが、日常生活で浴びる紫外線の量と時間帯を考えると、SPF値は30前後あれば十分と言えるでしょう。
なお、PA値はUV-A波をブロックする効果を示していてPA+~PA++++までの4段階に分かれています。PA+は「効果がある」PA++は「かなり効果がある」、PA+++は「非常に効果がある」という意味で、2013年に追加されたPA++++「極めて高い効果がある」という意味を指します。一般的に、SPF値とPA値は連動することが多く、SPF値が30前後であればPA値もPA+++(非常に効果がある)を示すことが多いでしょう。

これから夏を迎えるにあたって、紫外線対策はしっかり行いましょう。

               
おまけ★★★★中田のつぶやき

UVアイテムの効果を示す数値の測定は、皮膚1平方センチメートルあたり対象となるUVアイテムを2mmgを塗って測定します。したがって、UVアイテムを使用する場合には、「たっぷり」と塗るようにしましょう。少しの量を薄めに伸ばすだけでは、必要量に達せず、効果が弱くなることがありますので注意しましょう。
また、汗をかきやすい状況下にある場合、汗によって塗布したUVアイテムが流れ落ちることがあります。そういった場合には、何度か塗り直すように心がけましょう。