【閑話休題】人工ミルクの問題点?

ショウゴです。

 

 

 

 

 

 

 

 

                      
母乳とミルクと、どちらが良いのか、ときどき議論になるようだけど、Webで興味深い記事を見つけたので紹介するね。
          
         
●人工ミルク、販売促進法の厳格化を 国連が利用拡大に警鐘
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160510-00000016-jij_afp-int
         
国連(UN)は9日に公表した報告書で、人工ミルクによる育児が世界的に広がっている現状に警戒感を示し、その販売促進に関する法律を大幅に厳格化すべきだと訴えた。
報告書は世界保健機関(WHO)と国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)、乳児用食品国際行動ネットワーク(IBFAN)がまとめた。母乳による育児に健康上の大きなメリットがあることは広く知られている半面、人工ミルクの販売は各国で規制されていないため、人工ミルクで育てられている子どもがあまりにも多いと警鐘を鳴らしている。
WHOとユニセフは、生後半年は母乳だけを与えることを推奨。その後も少なくとも2歳になるまでは、安全で栄養価の高い他の食べ物と共に母乳を与え続けるべきだとしている。
専門家らはかねて、母乳で育った子どもの方が健康で、知能テストの成績も良く、肥満や糖尿病にもなりにくいとして、母乳が持つ健康上のメリットを称賛してきた。母乳を与える女性も、乳がんや卵巣がんにかかるリスクが減少するという研究結果が報告されている。
それにもかかわらず、母乳だけで半年間育てられる赤ちゃんは3人に1人程度にとどまっており、この割合は過去20年にわたって改善していない。
各国は2025年までにこの割合を少なくとも50%まで引き上げることで合意しているが、成長著しい人工ミルク産業からの圧力によって取り組みは難航している。
          
            
記事を見ると、母乳の方が心身共に良い結果が出ているようだね。
長い目で見ると、この母乳で育てられる30%の割合と目標とする50%の割合の差は、年月がたてばたつほど、大きくなってくるんじゃないかな。
他にも、こんな記事があったよ。
          
          
●母乳で36兆円の経済損失回避、賢く高収入の子ども育つ
http://www.afpbb.com/articles/-/3075078?utm_source=yahoo&utm_medium=news&utm_campaign=txt_link_Tue_r1
          
より多くの赤ちゃんにより長期間にわたり母乳を与え、賢く高収入の子どもを育てることで、世界で年間約3000億ドル(約36兆円)の経済損失を防げるとの研究論文が29日、英医学誌ランセット(Lancet)に発表された。
論文はまた、年間80万人以上の子どもと約2万人の乳がん患者の死を回避できるとしている。
論文執筆者の一人、ブラジル・ペロタス連邦大学(Federal University of Pelotas)のセザール・ビクトリア(Cesar Victora)氏は、「母乳は、富裕国も貧困国も同様に、あらゆる国で命とお金を救う」と述べている。
研究結果は、健康面と経済面で実証された母乳の効果に対する科学的検証とメタ分析28件の結果を基にしたもの。
論文は、母乳は平均寿命を「劇的」な向上に導くと結論づけている。
高所得国では、幼児の突然死のリスクを3分の1以上低下させ、中低所得国では、下痢症状の約半数と呼吸器感染症の3分の1以上を減らせるという。
合計すると、毎年約80万人の子どもの命を救えることになる。
声明では、「知能も増す」とされており、研究で実施されたモデリングでは、母乳を与えないことが原因の認知力の低下による2012年の世界経済の推計損失額は、3020億ドル(約36兆円)に達したという。
               
            
この研究論文も、最初の記事と、同じような意味合いを指していると思うんだ。
アトピー性皮膚炎と母乳、ミルクに対する明確なエビデンスはないけど、IgAの関係から母乳の方が良い、とする研究はあるようだから、母乳に対して見直してみると良いのかもね。

                   
おまけ★★★★西のつぶやき

最初の記事の最後の部分に「成長著しい人工ミルク産業からの圧力によって取り組みは難航している。」とあるが、こうした多くの子どもたちに関わる未来に対して、企業の「経済活動」を優先させるような働きは、残念に思う。医療においても、医薬メーカーや病院の利益が患者側の利益に優先される事例があるが、どんな産業であっても「ユーザー」があって成り立っていることを、ユーザーそのものの未来が「先細る」環境を作ることが何を意味するのかは考えた方が良いだろう。