2016年5月号より「5月のアトピーケア」(1)

編集の北です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                
あとぴナビの今月号が電子版でアップされましたが、記事の中から、今月のケアに役立つ記事を紹介しましょう。
          
         
●5月のアトピーケア
(2016年5月号あとぴナビ電子版より)
         
5月に入り、季節は春から梅雨、初夏に向けて変わっていきます。
アトピー性皮膚炎のケアも、気温の変動に合わせて春のケアから初夏向けのケアへと
変えていくことが必要になります。
今月気をつけたいケア方法について見ていきましょう。
      
■汗対策
    
春と比べてこれからの季節、アトピー性皮膚炎の方が意識したいケア対策は、まず汗対策になります。
気温の上昇と共に、大気の乾燥は和らいできますが、汗をかきやすくなることで、痒みや赤みが増えてきます。
梅雨に向けて湿度が上昇してくると、汗による掻き壊しは、皮膚の感染症を招きやすくなりますので注意が必要です。
とはいえ、汗は※ダームジンによる抗菌など、皮膚のバリア機能として役立つ要素ももっていますし、何より自らの身体が行うスキンケアは汗と皮脂が乳化してできる皮脂膜により機能します。
汗をかくことは恐れず、しかし汗を拭きとるなどの対策はしっかりと行うようにしましょう。
※ダームジンとは、汗に含まれる抗菌ペプチドの一つで、抗菌活性により雑菌の繁殖を防ぐ。
       
▼対策1 拭きとる
    
汗の問題点は、マラセチア菌などによる痒みの悪化因子を含んでいることです。
かいた汗はできるだけこま目に拭きとるようにしましょう。
お勧めは、「温泉のおしぼり」を持ち歩くことです。
箱根の源泉など、温泉で浸したおしぼりを冷蔵庫に入れて冷やしておきます。それを保冷パックや水筒などに数枚入れて、外出の際に持ち歩き、汗をかいた時に拭きとるようにしましょう。
汗を拭きとるのと同時に、冷感が皮膚の火照りをとり、血管の拡張による痒みを軽減してくれます。また、おしぼりに含まれた温泉がローション代わりの保水効果も肌に与えてくれます。
          
▼対策2 洗い流す、そしてスキンケア
        
汗をしっかりかいたときには、帰宅後、手早くシャワーなどで洗い流すようにしましょう。
汗が問題になるのは、かいた汗に異物が付着し、一部再吸収される際に炎症を引き起こすことです。
汗をかいたまま放置しないように気をつけましょう。
同時に、洗い流した後は、皮脂が減少した状態ですので、つっぱり感など乾燥を感じた場合には、保湿ケアを中心にスキンケアを行いましょう。
春とは違い、大気の乾燥も強くない時期ですので、強い乾燥を感じなければ、プルルジェル+DやAPローション、プルルモイスチャーベールなど保水を中心としたスキンケアで良いでしょう。
肌のつっぱり感など、強めの乾燥状態がある場合には、APクリームや安然宣言スキンオイルΩなど保湿ケアをプラスすると良いでしょう。
          
         
今日はまず、汗対策の部分を取り上げました。
汗対策は、これから「感染症」が心配な梅雨の時期を迎えることを考えると、アトピー性皮膚炎の方にとって、かなり対策をしっかり行うことが大切な項目になります。
汗は、プラスとマイナスの両面があるわけですが、マイナスの部分を極力減らせるような工夫と努力は行いましょう。

明日は、紫外線対策、感染症対策についてみていきましょう。

                      
おまけ★★★★南のつぶやき

汗が痒みにつながる、ということで、できるだけ「汗をかかない」工夫をされている方がいます。
もちろん、状態が悪い時に悪化要因を避ける、ということは大切なのですが、汗は自分で行う「スキンケア」の役割も担っていますから、汗をかかない工夫は、自らの力で行うスキンケアもできていない、ということを意味しています。
状態が落ち着いてきたら、汗はしっかりかいて、かいた汗を放置しない、という生活も忘れないようにしましょうね。