2016年4月号電子版あとぴナビより「Q&A」(1)

編集の北です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                      
今日は、電子版2016年4月号より、「春を快適に過ごすためのQ&A」について記事を紹介したいと思います。
          
          
●春を快適に過ごすためのQ&A
(2016年4月号あとぴナビより)
        
あとぴナビには、日々、あとぴナビ読者の皆さまから、さまざまなご相談が寄せられます。
そうしたご相談の中から、4月のケアに役立つ内容について、Q&A方式でご紹介いたします。
            
Q.毎年、春先に症状が悪化します。特に、お風呂を出てからしばらくすると、両肩がものすごく痒くなります。スキンケアは、スキンオイルΩをお風呂を出て、汗が落ち着いてから塗っていますが、どうしても肩の部分は掻きむしってしまいます。
          
A.悩まされる方は、大きく分けると「入浴温度が高いため、皮膚の表面温度が上昇、水分蒸散量が増えることで乾燥しやすくなる」タイプと、「スキンケアを行うタイミングが遅い」タイプに分けられます。
前者については、入浴温度が40℃を越えていないかをチェックしましょう。アトピー性皮膚炎の方が入浴を行う「目的」を考えると、その一つは、「冷えの解消」にあります。40℃以上の高温のお湯での入浴は、皮膚表面温度はお湯の温度に合わせて上昇しますが、体内にその温度が伝わると内臓機能などに影響をもたらすことになるため、身体は、熱を運ぶ血流を落とそうとします。穏やかに血管を拡張、そして維持させるためには39℃前後のお湯で入浴するようにしましょう。
後者については、入浴後、体を拭いて、汗がひいてからリビングなどでスキンケアを行うタイプの方に見られます。
汗にはいくつかの役割がありますが、入浴後の汗は、上昇した体温を低下させるため、皮膚表面から水分を蒸散させ、気化熱によって体温を下げようとする働きです。汗ができった状態まで待ってのスキンケアは、そもそも角質層から水分を蒸散させきった状態でもあり、乾燥が進んでしまった状態と言えます。入浴後に乾燥が気になる方は、まず、お風呂上がりに「浴室内で」オイル系、もしくはクリーム系アイテムを使って「保湿」ケアを行うようにしましょう。浴室内は、蒸気により一定の湿度が保たれていますので、水分蒸散が抑えられています。
その段階でスキンケアを行うことで、角質層からの水分蒸散をある程度、軽減させることができます。
その後、お肌が「落ち着いてから」、居室やリビングなどで、保水→保湿、そして必要に応じた保護のケアを、しっかり行うようにしましょう。
なお、先に述べた入浴温度が高い場合、皮膚表面の温度が高く、汗がなかなか引かないことがありますが、この場合、浴室内でオイル系で保湿を行うと、熱を肌に「籠らせて」しまいます。アトピー性皮膚炎の方は、高い温度での入浴は、デメリットが多いため、避けるように気をつけましょう。
また、入浴後の乾燥は、使用する洗浄剤の影響を受けていることもあります(界面活性作用などによる影響)。その他、浴室内の乾燥機が影響している場合、水道水中の塩素が影響している場合など、入浴環境でも異なることがありますので注意しましょう。
         
          
         
Q.紫外線に弱く、外出時は、日傘や帽子が欠かせないのですが、長袖の衣類を着用しているので、これからの時期、汗をかきやすくなります。そして、汗をかくと、その後しばらくして、外出先で強い痒みに襲われることもあります。
              
A.汗には、皮膚の抗菌や皮脂膜の形成などプラス面と共に、マラセチア菌によるマイナスの影響もあり、アトピー性皮膚炎の方にとっては、気をつけたい要因です。
まず、汗をかくこと自体は、皮膚機能にとって必要なことが多く、避ける必要はありません。問題は「かいた汗を放置する」ことです。
そこで、外出の際などは、簡単に汗が拭けるように吸水性が良い綿のハンドタオルなどを持ち歩くようにしましょう。
もう少し季節が進んで日差しが強くなると、温泉の冷たいおしぼりを持ち歩くことも有効になってきます。汗を拭きとるのと同時に、皮膚から熱を冷まし、角質層の水分蒸散を抑えることに役立ちます。
温泉のおしぼりを作って、保冷できる容器や水筒などに数枚入れて持ち歩くと良いでしょう。
また、紫外線が気になる、とのことでしたが、長袖で熱が籠りやすい場合には、汗をかく時期、思い切って半袖に変え、そしてUVケアをしっかり行うようにした方がかえってよい場合もあります。
「汗はしっかりかく」「かいた汗は放置しない」この二つを原則に考えるようにしましょう。
       
          
今日は、「お風呂上がりの乾燥」「汗による痒み」のご質問について紹介しました。
明日は「就寝時の痒み」「頭皮の痒み」について紹介したいと思います。

                          
おまけ★★★★大田のつぶやき

汗による痒みは、これから梅雨~初夏に向けて、より本格化してくるご相談です。
特に、梅雨の時期に汗を放置すると、感染症を併発して、状態を一気に落とすことがあります。
汗による痒みを感じる方は、早めにしっかりと対策を行いましょう。