アレルギーは「肌」から?(2)

東です。

 

 

 

 

 

 

 

              
今日は、昨日の続きで、後半部分の記事を紹介します。
        
         
●幼児期に全てを防ぐ! 食物アレルギー、花粉症、ぜんそく、鼻炎…意外な共通点と予防法
http://news.goo.ne.jp/article/urepia/trend/urepia-52565.html?page=1
    
■アレルギー体質予防は、アトピー性皮膚炎の予防から
         
人間には、皮膚に潤いを与える「フィラグリン」というタンパク質を生成している「FLG遺伝子」という遺伝子があります。
アトピー性皮膚炎の人の多くは、このFLG遺伝子が変異して十分に機能せず、肌のバリアにほころびが生じているそうです。
フィラグリンが少ないため肌が乾燥し、アレルゲンが侵入しやすくなっているのです。
ここで知っておきたいのは、このフィラグリンを普通に持っている人でも、かゆいところを何度も掻いたり、強くこすったりすると、肌のバリア機能がほころんだ状態になってしまう、ということです。
ナイロンタオルで身体をゴシゴシ洗ったり、石鹸で何度も洗ったり、垢すりしたり・・・それで肌がカサカサの乾燥状態になると、肌のバリアが壊れ、フィラグリンが少ない肌と同じようなメカニズムで、誰もがアトピー性皮膚炎になってしまう恐れがあるのです。
乳幼児期の段階でアトピー性皮膚炎になってしまうと、成長とともに食物アレルギー、気管支ぜんそく、花粉症・・・と、次々にアレルギー疾患にかかる傾向が高くなるといいます。そのため、「幼少期にいかにアトピー性皮膚炎の発症を防ぐか」がポイントになってきます。
        
■乾燥肌はアレルゲンに敏感
      
また、特に今の段階でアレルギー症状はなくても、「皮膚が乾燥気味の人は、ダニやスギ花粉に対するアレルギー反応を示す値が高くなる」傾向があるといいます。
このことは、乾燥肌の人は、健康な肌の人と比べてアレルギー反応を起こしやすい、ということを示しています。
ほかにも、「皮膚が乾燥してバリア機能が弱った子どもは、健康な皮膚と比べて、その後5年間でのアレルギー性鼻炎の発症率が約2倍」だったという報告も。
自然の少ない都市圏では、冬の低温下では湿度が大幅に下がり、極度の乾燥状態になります。
さらに、エアコンなどの空調の影響で、肌はますます厳しい環境にさらされます。
子どもから大人まで、肌の保湿ケアをして乾燥から守り、皮膚のバリア機能を正常に保つことは、アレルギー疾患から身を守るために重要だといえます。
それにより、皮膚からのアレルゲンの侵入を防ぐことができれば、アレルギーの連鎖を防げる可能性があるかもしれません。
        
(以下、省略)
            
            
今日の記事のポイントは、「■アレルギー体質予防は、アトピー性皮膚炎の予防から」というところでしょう。
記事中では、フィラグリンが取り上げられていますが、皮膚のバリア機能に関わる因子は、他にもセラミドなどがあります。
フィラグリンが遺伝子的に影響がみられるアトピー性皮膚炎の方は4割程度、フィラグリンが不足しているアトピー性皮膚炎の方はほぼ全例、という調査結果がありますが、セラミドも乾燥状態のアトピー性皮膚炎の方にはほぼ全例が不足状態にある、という調査結果があります。
アトピー性皮膚炎の対応については、いろいろな要因や因子を考えてみる必要があるようです。

                 
おまけ★★★★東のつぶやき

記事の最後に書かれている「皮膚のバリア機能が弱い子どもは、健常な子どもと比べて、鼻炎の発症率が2倍」というのも興味深いとこです。
子どものぜん息、食物アレルギー、鼻炎などの原因が、先に皮膚機能の低下、バリア機能が関わってくるとするならば、その原因(例えば、エアコンの影響など)と対策(スキンケアなど)を、いろいろと検討していくことが必要になってくるのでしょう。