電子版あとぴナビ2016年2月号より「2月のアトピーケア」(2)

北です。

 

 

 

 

 

 

 

                
今日は、昨日の続きで、春の悪化要因について見ていきましょう。
         
      
●2月のアトピーケアについて
(2016年2月号 あとぴナビ電子版より)
      
■春の悪化要因への対策を始める
       
▼飛散物質に注意
       
春の悪化要因として多いのが「花粉」「黄砂」「PM2・5」のように、炎症を生じさせやすい飛散物質です。
これらの飛散物質は、目に見えて避ける、ということが難しく、気が付いたら影響を受けていた、ということがないように早めに対策の準備を行うようにしましょう。
具体的な対策としては、物理的な対策をまず意識しましょう。
マスクを付ける、外から帰宅したら家に入る前に体をはたく、飛散物質が多い日はなるべく外出しない、飛散物質が多い地域ならば、空気清浄機などの対策を考える、などの方法です。
特にPM2・5は、飛散している場合、地上に落下することがなく、風など大気の流れにより「吹き飛ばされる」までその地域に留まるので注意が必要です。
    
▼紫外線に注意
      
春になると、少しずつ日照時間も長くなり、その分、紫外線の影響を受けやすくなります。
皮膚の免疫を司るランゲルハンス細胞は、紫外線の影響を受けやすいため、過剰な紫外線を浴びることは、皮膚の細菌叢を乱すことでバリア機能を低下させる要因となり得ます。
まだ気温も低い時期ですので、長袖の着用など衣類で対処を行うと良いでしょう。
ただ、顔や首など露出部位については、外出などで紫外線を多く浴びることが分かっていれば、UVケアアイテムを使って対処するようにしましょう。
多くの方は、皮膚に「異常を感じて」何らかの対策を必要と考えます。しかし、皮膚に異常を感じた段階で後手に回っていることは否めません。
特に毎年紫外線で悪化しやすい、と感じている方は、早めに適切なUVケアで対処するようにしましょう。
      
▼気持ちの落ち込みに注意
       
春は、木の芽どきと言われ、心が落ち着かなく感じる方も多いのではないでしょうか?
これは、体内のホルモンバランスが季節的な要因により変動を受けることが原因とされているようですが、こうしたホルモンバランスの乱れは、アレルギー的な要因からアトピー性皮膚炎を悪化させることがあります。
内分泌の乱れを防ぐ、という観点から考えると、最も効果的な予防方法は「十分な睡眠」「適度な運動」の二つ、と言えるでしょう。特に「睡眠」は、十分な睡眠をとらないことは、「アトピー性皮膚炎に良い影響を与えない」のではなく「アトピー性皮膚炎を悪化させる」という逆の状況を生み出します。
質と量が良い状態で睡眠を確保するように心がけましょう。
最初に述べたように、今年は気候の変動が非常に予測しづらい状況です。
早めの春の訪れ、急激な気温の低下、それぞれ必要な対策が異なってきますので、現在、状態が落ち込んでいる方の場合は特に、「悪化要因」を増やさぬよう対策をあらかじめ準備しておくようにしましょう。
         
         
季節の変わり目は、春→夏、夏→秋、秋→冬と他にもありますが、アトピー性皮膚炎の方の場合、冬→春の変わり目に調子を落としやすい傾向がみられるのは、こうした悪化要因が複数重なっているからなのかもしれません。
毎年、これからの季節、状態が悪化する方は、こうした悪化要因にしっかり気を付けるようにしましょう。

                               
おまけ★★★★北のつぶやき

今回紹介した記事は、電子版でもご覧いただけます。
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●あとぴナビ2016年2月号電子版
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