腸内環境を整えることは、アトピー性皮膚炎にとってどれだけ大事なのか?

今日は、昨日のおまけで書いたように、アトピー性皮膚炎と腸内環境の関係について書いておきたい。

 

 

 

 

 

 

 

                          

アトピー性皮膚炎に対して、有効性を示すとされる乳酸菌は、主に海外の論文が中心になるが、結構、数多く発表されておる。
それぞれ、エビデンスを元に書かれておるのじゃから、それなりの有効性が示されることは確かじゃろう。

一方、これまであとぴナビでも、腸内環境の関係については、サプリメントを取り扱ったり、大手乳業メーカーと共同で乳幼児のアトピー性皮膚炎に対して臨床研究を行ったりもした。
じゃが、今、あとぴナビで取り扱いを継続している乳酸菌関係のアイテムは、一つもない。

では、乳酸菌のサプリメントがアトピー性皮膚炎に対して有効性を示さなかった、というのかというと、決してそうではない。
一定の割合で、お肌の症状に対して改善が現れたケースは確かにあった。

じゃが、残念ながら、一般の人が「改善した」と実感できるレベルまで改善した例は、全体の1割程度じゃった、ということじゃ。
お肌の状態が少しでも良くなった、という例は、7~8割はあったじゃろうが、サプリメントの摂取を継続するとともに、その割合はどんどん減っていった。

なぜじゃろうか?

答えは、その方のアトピー性皮膚炎の原因が、「腸内環境」以外にあった場合、本来の原因を解消しなければらないのができていなかった、ということじゃな。
腸内環境を整えることは、お肌への影響などを見ても、とても大切じゃ。
免疫系の働きから考えても、体全体の免疫の働きの7割以上を腸内で行っている以上、その免疫のバランスが「正常」かどうかは、腸内環境に左右されても不思議ではない。

しかし、腸内環境は、「腸内環境を形成するための素因」で改善が可能じゃ。
それがサプリメントなどでも良いわけじゃが、同時に腸内環境を悪化させる要因を排除していけば、やがては「ゴール」にたどり着く。
それは「腸内環境が整った」というところじゃな。
そこで、悪化させる要因を再開させなければ、整った腸内環境を維持させることも可能じゃろう。
腸内環境が良い状態を保てば、腸内環境を起因とするアトピー性皮膚炎の原因については解消され、それで状態が良くなる方はいる。
ところが、先に書いたように、腸内環境「だけ」がアトピー性皮膚炎の原因を占めるケースはあまり多くはないようじゃ。

患者の多くは、どうしても固定の「モノ」で、病気の治療を行う傾向がある。
それは、薬にしろ、サプリメントにしろ、その「モノ」を続けることで病気が治る、と思いこむことが多い。
もちろん、複雑化していない原因の場合、その「モノ」だけで十分な効果を示す疾患もあるじゃろうが、アトピー性皮膚炎の場合、痒みの原因、悪化の原因、そして発症の原因が、てんでバラバラ、ということは決して珍しいことではない。
一つの原因の解消だけでは、足りない、ということじゃな。

「アトピー性皮膚炎に効果がある」といって販売されるアイテムは世の中に数多くあるじゃろう。
大切なのは、そのアイテムが「自分のアトピー性皮膚炎の原因を解消してくれるアイテム」なのかを冷静に判断することじゃ。
有名な言葉に「自分にとっての名医は自分の中にいる」というものがある。
つまり、「病」を癒す術は、自分の体が持つ自然治癒力に備わっておる、ということじゃ。
自分の中におる「名医」が、どうすれば「活躍」できるのかを考えるのかも、大切になってくるじゃろうの。

                         
おまけ★★★★中田のつぶやき

乳酸菌のサプリメントは、あとぴナビでも過去、数回取り扱ったことがあります。
おそらく、今後も、エビデンスの内容によっては、再度、取り扱いを行うことがあるかもしれませんが、取り扱いが消滅=ユーザーの支持が受けられない、ということなので、乳酸菌がカバーできるアトピー性皮膚炎は、さほど多くないのが実態なのでしょう。
博士が今日のブログで書いたように、アトピー性皮膚炎の原因は、長年悩んでいる人ほど、単独ではなく複合的な原因が関わっていることが多いことを忘れないようにしましょう。