ヒトの体は「食」で出来ている?

こんにちは。南です。

 

 

 

 

 

 

 

                      
今日は、先日、いただいたご相談内容を紹介したいと思います。

Aさんは、ここ数年、腕から首にかけて、炎症と乾燥、掻き壊しに悩んでいました。
季節によって調子が良くなることはありましが、特に冬の時期は、乾燥のせいか症状が悪化しやすい状況でした。
入浴とスキンケアで、悪化はなんとか避けられていましたが、症状は掻き壊してしまう日が週の中でどうしても出てきてしまい、状態はなかなか安定しませんでした。

そんなAさんでしたが、お正月すぎに体調を崩し、医師から厳密な食事制限を受けることになりました。
それまでは、甘いものが大好きで、毎日、甘いお菓子や、冬でもアイスクリームも食べていました。また、ご飯よりパン食が中心で、和食より洋食の方が多かった傾向がありました。
食生活は、ご相談いただく中では、毎回、注意するように話をしましたが、なかなか改善することができませんでした。

しかし、今回は、ある疾患で厳密な食事制限が必要となり、Aさんも2週間ほどは、おかゆを中心に、甘いものは一切食べず、和食が中心の食生活が続きました。
そうしたところ、その2週間で、これまで停滞していたお肌の状態が大きく改善したのです。

赤みがきれいに引いて、炎症がなくなるのと同時に、痒みも大きく減りました。
それまで、スキンケアアイテムも浸みたりして使いづらかったのが、掻き壊しが減ってバリア機能が保つようになったせいか、スキンケアも普通に行えるようになり、バリア機能が強化、良い循環の輪が形成できたようです。

ヒトの体は、基本的にその再生、修復は、食により栄養素を得ています。もちろん、腸内の微生物による発酵生成物が関わる部分もありますが、「栄養素」として最も大きい役割は「食」から直接得ていると考えてよいでしょう。
したがって、「食」の内容が、お肌に良いのかどうかは、当然ですが皮膚の状態に大きく関わってきます。
甘いものは皮膚の代謝を阻害することで良くない、という話はありますが、先日、血管壁の取材をさせていただいた際にお聞きした話では、毛細血管にも良くない影響があるとのことでした。
毛細血管とアトピーの関係は、3月号のあとぴナビで詳しく掲載しますが、いずれにしても、皮膚を「阻害」する一つの因子に、甘いものがなることは確かでしょう。

Aさんの場合、他にも洋食傾向から和食傾向に代えたこともありますが、いずれにしても、「食」の内容をAさんにとって「良い状態」に変えることが、症状に直結していた、ということが言えるでしょう。
もちろん、「食」の内容が自分にとって負荷をどれくらい与えているのかは、これまでの生活習慣によっても異なります。
自分にとって「良い食」を摂取できるように心がけましょう。

                         
おまけ★★★★北のつぶやき

今回のブログの中で出てきた血管壁の話は、取材させていただいた内容から、かなりアトピー性皮膚炎に関わっているように思いました。
毛細血管は、人体に1,000億本ほどありますが、直径5ミクロン、長さ0.5~1ミリ程度です。
そして、毛細血管から栄養素が周りの細胞に「滲みだす距離」はわずか50ミクロン程度ですので、周囲全体を考えても、一本の毛細血管は、100ミクロン程度の細胞にしか必要な栄養素が届けられません。
つまり、体全体をくまなく覆っている毛細血管は、細胞の「再生」「修復」「新生」にものすごく大きな役割を担っている、とういことです。
詳しくは、3月号で掲載する予定ですので、ぜひご覧くださいね。