花粉とバリア機能

東です。

 

 

 

 

 

 

 

               
連日ブログを担当します。
先日、バリア機能に関する興味深い記事を見つけたので紹介したいと思います。
            
         
●資生堂、「スギ花粉」が肌のバリアー機能を破壊することを発見
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20160121-00000188-fnn-bus_all
          
花粉が、肌のバリアー機能を破壊することを発見した。
資生堂は、スギ花粉に含まれる「抗原タンパク質」が、乾燥や外部刺激から肌を守る「バリアー機能」を低下させ、肌荒れの原因になることを発見したと発表した。
スギ花粉の抗原タンパク質が、目や鼻のアレルギー症状を引き起こすことは知られていたが、皮膚の表皮細胞への作用を科学的に実証したのは、初めてだという。
資生堂は、アトピー性皮膚炎や、肌荒れの根本治療につながる基礎知見としていて、バリアー機能の仕組みを解明したいとしている。
        
         
記事を読む限り、一言で言えば「肌のバリア機能をスギ花粉が破壊する」ということです。
この記事の元となった論文を探しましたが、ネットでは見つからなかったので、もう少しいろいろと調べたいと思っています。

気になるのは、記事にある「抗原たんぱく質」が、杉花粉特有の何かが影響しているのか(抗原たんぱく質は、例えば花粉ならば、どんな花粉にも含まれているため)、あるいはスギ花粉以外の花粉でもバリア機能の低下がみられるのか、などの点が知りたいところです。
いずれにしろ、鼻腔や結膜など粘膜に付着することで抗原抗体反応が生じるだけでなく、角質層への付着がバリア機能の低下につながるのであれば、花粉対策は、大きく変えることが必要になります。
なぜならば、露出部位は常に、そのリスクを抱えていることになるからです。
今後の研究に注目したいと思います。

                         
おまけ★★★★博士のつぶやき

皮膚のバリア機能の低下が、大気中に浮遊する抗原を角質層内への侵入を許し、それが抗原抗体反応つながるのと同時に、食物アレルギーなど、他のアレルギーの引き金になる、という報告は過去にもあった。
そう考えると、今回の報告は、頷ける部分もあるのじゃが、どういった理由でバリア機能の破壊につながるのか、そしてアレルギーを引き起こすと知られているブタクサなども同じ影響が見られるのかは、ぜひ知りたいところじゃの。