秋用のケアを早めに始めましょう(1)

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                     
さて、先週は台風が日本を横断、それに伴い豪雨が各地を襲いました。浸水被害も各地で見られましたが、ここ数年続く「異常気象」は、例年とは違った天候が続いていることも意味しています。

ここ数年、見られていたような猛烈な残暑の気配は、9月に入ってからも、まだ見られない状況です。
気象庁の長期予報などを見ても、あまり残暑が厳しい予報は出ておらず、ここ数年続いていた、厳しい残暑→短い秋→冬、といった季節の移り変わりから、長い秋→冬、といった状況になるのかもしれません。

ここで注意して欲しいのは、一般的な衣替えである10月前であっても、気温が下がった時には、衣類の調整やお肌の乾燥対策をしっかり意識して行う、という周囲の環境に合わせた「柔軟なケア」です。

どうしても、毎日行うスキンケアを変化させることは、難しいことかもしれません。
特に汗をかく季節でお肌の状態が良ければ、スキンケアの内容を変化させることは余計に「勇気」がいることもあるかもしれません。
しかし、乾燥が始まった時期に、それを感じながらも、湿度が高い時期用のケアで過ごすことは、お肌にとって、「マイナス」を蓄積しているのと同じことです。
汗をかく状態の気温では、汗が皮脂とまじりあって、自分の体である程度の「スキンケア」の役割を果たしていた、ということが言えます。
しかし、気温が下がり湿度が下がり始めると、角質層からの水分蒸散量は夏の時期よりも増え始め、同時に、気温が下がることで汗がでなくなり、行えていたスキンケアの機能も下がってくることになります。
つまり、二重の面で肌を乾燥状態へと導く始める今の時期は、気温が下がり始めたわずか一日二日で、お肌の「状態」が変化することもある、ということです。

しかし、痒みを知覚する神経線維は、角質層が乾燥することで真皮内から角質層内に、侵入するわけですが、「角質層が乾燥し始める」タイミングを見逃さなければ、それを防ぐことは可能と言えます。
つまり、悪化しはじめる「きっかけ」に注意を払い、そして早めに対処することができれば、本格的な乾燥時期を迎えても、お肌のコンディションは比較的良い状態で留めることができるでしょう。

スキンケアの場合、最も気を付ける点として意識したいのは「保湿」です。
夏場は、体感上、さっぱりと感じるため、ローションなどでケアを済ませる方は多いのですが、この場合、水分を与える「保水」系のスキンケアが自然と行えている状態です。
気温や湿度が下がってきた場合、問題になるのは、お肌にあたえた「水分」を、どのようにお肌に「留めるのか?」という点です。そこで大切になってくるのが「保湿」です。

一般的な「保湿」のイメージは、「モイスチャー」という「潤い」のイメージが強いのではないかと思いますが、「潤いを保つ」ためには、水分が蒸散しないケアが必要です。
そこで「油分」を含んだアイテムで、「皮脂膜」の代わりとなるケアを行う、アトピー性皮膚炎の場合には、この水分蒸散を防ぐことを「保湿」と考えた方が良いでしょう。

つまり、これまで行っていた水分系での「保水」ケアに加えて、油分を含んだアイテムで「保湿」ケアを行い角質層からの水分蒸散を防ぐ、というケアを早めに始めることが大切、ということです。

これからの時期、アトピー性皮膚炎の方が注意したい項目として「乾燥」の他に「冷え」があるのですが、長くなるので続きは明日書きたいと思います。

                       
おまけ★★★★博士のつぶやき

先週は、大荒れの天気じゃった。
こうした天候の悪化に伴う体への影響は、気圧の変化に伴うぜん息や関節痛への影響など、アトピー性皮膚炎以外の方でも実感することは多いじゃろう。
それぐらい、周囲の環境に対する体への適応力は、対応する「限界点」が個人ごとに異なる、ということでもある。
特に、こうした変化は気温でいうと何十度という大きなものではなく、数度の変化起きることが多い。というよりも、一定の温度、おそらく二十度の前半が一つの分岐点になってくるのではないかと思う。
毎日の天気予報には注意して欲しいものじゃ。