乳幼児にサプリって?

東です。

 

 

 

 

 

 

 

                           
サプリメントは、今、生活の中で当たり前に摂られるようになってきましたが、乳幼児に対するサプリメントについて記事が出てたので紹介しましょう。
        
        
●乳幼児にサプリ8% 成分分からぬ母親3割 厚生省調査
(日経新聞  2015.05.25)
          
乳幼児を抱える母親の8%がサプリメントを子供に与えていることが厚生労働省研究班の調査で25日までに分かった。製品名や成分を答えられない母親が3割に上るなど適切に利用されていない実態が明らかになった。
主任研究者の梅垣敬三国立健康・栄養研究所情報センター長は「ビタミンやミネラルも過剰に摂取すれば健康への悪影響が懸念される。成分の含有量や摂取量に注意してほしい」と話している。
調査は2013年2月、1~6歳の子供を持つ20~40代の女性を対象にインターネットで実施し、2063人から回答を得た。
その結果、子供にサプリメントを与えたことがあると答えた母親は165人で、全体の8%だった。与え始めた時期は2歳が最も多かったが、約1割は0歳から食べさせていた。
与えた理由は「食事だけでは栄養不足な気がした」がトップ。「なんとなく健康に良さそう」「好き嫌いが目立ち始めた」が続いた。製品に含まれる成分は30種類以上に上り、ビタミン類やカルシウムが上位を占めた。
利用者のうち、製品や広告に子供用と明記されたサプリメントを与えていた母親は19%にとどまった。32%は製品やメーカー名、成分について不明と回答。
梅垣氏は「幼少時は食習慣を形成する上で重要な時期。安易にサプリメントに頼らない心掛けが必要だ」と指摘。利用する場合は食事内容を考慮し、必要かどうかを慎重に判断すべきだとした。
         
            
基本的に、サプリメントは「栄養補助食品」で「食品」に分類されます。
そのため、薬剤とは違い、摂取方法を明記することができません。サプリメントの摂取方法を読むと「朝1錠、夜1錠を食後に」という表現ではなく、「1日●粒を目安にお召し上がりください」といったあやふやな表現になっていると思います。
また、食品ですので、特定の栄養成分以外は基本的に摂取量の上限がないことも多くあります。
しかし、ある程度の「効果」を期待するからこそ、利用者も摂取しているわけであり、そこには、効果に対する臨床データやエビデンスなどがある場合もあります。
ただ、乳幼児や妊婦に対しては、基本的に臨床データをとることができませんので、おそらくサプリメントのメーカーに乳幼児が摂取して良いかを尋ねると、「乳幼児の摂取はデータがないので推奨していません」あるいは「食品ですので特に制限は設けていませんが、主治医にご相談ください」という答えが返ってくるでしょう。

実際、サプリメントは医薬品ではなく、「強い効果」があっては「ダメ」ですので、生体に対してゆるやかな影響であることを考えると、あくまで「補助」の位置付けになることは確かでしょう。
こうした「補助」の位置付けから考えるならば、大人が外食するのとは違い、親が栄養摂取について食事の中でコントロールできる乳幼児の場合、あえて「摂取」する必要があるか、というと、よほど機能性が高く、食品での摂取が難しい場合に限られるように思います。

栄養の基本は「サプリメント」にあるのではなく、毎日の「食事」にあることを忘れないようにしましょう。

                                        
おまけ★★★★南のつぶやき

サプリメントは、子どもでも、年齢で気を付けた方が良い場合もあるように思います。
例えば、0~2歳のまだ離乳食が途中の段階にあるお子さまにサプリメントは、早すぎるとも言えるでしょう。
また、栄養素は主に「体重比」で必要な量が異なりますので、小児の場合、体格が良いお子さまであれば、機能性のあるサプリメントを、というケースもあるでしょう。
気になることは、メーカーや医師に相談するようにしましょう。