好物が遅延型アレルギーの原因に?

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                      
最近、アトピー性皮膚炎が発症する原因としてアレルギー的な要因は薄れてきている研究結果の報告が多くありますが、アトピー性皮膚炎の症状を悪化させる要因として、アレルギーが関与している部分は多くあります。
今日は、食物アレルギーの記事を一つ紹介したいと思います。
            
            
●便秘や肌荒れの原因は大好物かも? 大人に多い”遅延型食物アレルギー”とは
http://news.mynavi.jp/articles/2015/06/25/foodallergy/
        
頭痛が続く、肌荒れが治らない、なぜかイライラする……など原因不明の心身の不調を感じたことはありませんか? もしかすると、その原因は食物アレルギーかもしれません。食物アレルギーは子どもの頃に発症すると思いがちですが、大人になってから、ずっと好んで食べてきたものがアレルギー物質だったと判明する人も。今回は、大人に多く見られる「遅延型食物アレルギー」について解説します。
          
■アレルギーが起こる決め手は「腸」だった!?
         
皮膚や粘膜にはたくさんの免疫細胞がガードマンのように配置されています。免疫細胞は常に自分の身体の中をパトロールして、体内に入ってきたものをこのまま入れてよいものか敵として排除すべきかの判断をしています。そして全免疫細胞の約60%が配置されているといわれるのが「腸」。腸は身体の中にありますが、実は外の世界と接する機会が多い臓器の一つなのです。その免疫細胞が暴れだすと、全身のアレルギー反応に影響を与え、アトピー性皮膚炎や喘息(ぜんそく)、花粉症などさまざまなアレルギー疾患の引き金になってしまいます。
         
■子どもの食物アレルギーの原因は?
            
子どもの食物アレルギーには「IgE」という抗体が関わっています。IgE抗体は分子量が大きなタンパク質に対して作られるのが特徴です。IgE抗体は食べてからすぐに作られ、喉のはれ(時には呼吸困難)、じんましん、膨満感、腹痛、胃痛、喘息、突発性の下痢など激しい症状を引き起こします。
また、乳幼児期は消化酵素が未発達なためにタンパク質が十分に消化しきれず、大きいまま吸収されてしまい食物アレルギーが発症しやすくなります。そのため、成長して消化酵素がきちんと作られるようになると改善するケースも少なくありません。
          
■大人になってからも発症する「遅延型食物アレルギー」
              
一方、大人になってから発症する食物アレルギーの多くは「IgG」という抗体が関わっていることがわかってきました。IgG抗体によるアレルギーは、食べてすぐ体に異常が出るのではなく、症状が遅く現れることから「遅延型食物アレルギー」といわれます。
IgG抗体は食事の約6~24時間後に作られ、時間をかけて全身に炎症が広がっていくので、自覚しにくい傾向があります。気づかずにその食べ物を食べ続けると、慢性的な炎症からさまざまな症状に進行することに。症状は、全身疲労、頭痛、肌荒れ、便秘などの体の不調から、注意力散漫といったメンタル面まで多岐にわたります。
         
■同じものを頻繁に食べていませんか?
          
一般に、同じものを頻繁に食べることでIgG抗体は作られるとされています。つまり、普段から好んで食べているものや、健康や美容のために毎日摂取しているものが原因で不調が起きている可能性も。一方で、IgG抗体は6カ月で作り直されるのも特徴です。原因となる食べ物の摂取を一定期間やめることで症状が改善すれば、再び摂取できるようになることもあります。
気になる症状がある場合は、まずはクリニックなどで遅延型食物アレルギーの検査を受けることをお勧めします。検査が陽性だった場合も、カウンセリングや食事指導、腸の調整指導といった適切な治療が受けられるので、不調改善の糸口になるはずです。
            
          
病気の発症原因と、症状の悪化要因は混同しやすいものです。
もちろん、疾患によっては、両者が同一のことも少なくありませんが、アトピー性皮膚炎の場合、この両者は同一の場合よりも異なる場合の方が多いようです。
したがって、皮膚機能に目を向けながらアトピー性皮膚炎の対策を行った場合、こうしたアレルギー的な要因が症状悪化の一因として関わっていると、特に遅延型アレルギーの場合、時間経過が関わることでアレルゲンの特定が難しい、ということがありますので、要注意かもしれません。

記事の最後に、関係する免疫機能、IgGについては、半年の時間でリセットされる、とありますから、一定期間「摂取しない」ことが治療法の一つになるようです。
もちろん、アレルゲンが必須栄養素だった場合、変わりとなる栄養素を摂取する必要がありますが、「食べない」ことが治療につながることもあることは覚えておきましょう。

                               
おまけ★★★★大田のつぶやき

最近は、食物アレルギーに対して「食べて治療する」ということも臨床的に頻繁に行われる方法です。
今回の記事にある「食べないで治療する」ということは、逆行しているように感じるかもしれませんが、免疫の仕組み上、食べて「慣らす」、食べずに「忘れさせる」というのは、免疫を補助している働きに大きく関わっている点では同じ面があると言えるでしょう。
いずれにしろ、一つの方向性だけで解決できない問題があれば、当然ですが、多方向からのアプローチが必要になることもある、ということですね。