感染症の方はタバコに注意を

東です。

 

 

 

 

 

 

 

                    
アトピー性皮膚炎の方にとって、喫煙は症状を悪化させる一つの要因になることが多いのですが、これからの季節、アトピー性皮膚炎の方が気になる感染症に対しても悪影響があるようです。
            
          
●怖い、たばこの煙が感染症を凶悪に
http://www.mededge.jp/a/resp/13003
         
たばこを吸うことにより、感染症まで凶悪にしてしまうと分かった。
喫煙の悪影響ががんや心臓病、脳卒中だけではないというわけだ。
       
■たばこは感染症も悪くするか
         
米カリフォルニア大学サンディエゴ校のエリザ・K・マッキーチャン氏らの研究グループが、感染症の専門誌であるインフェクション・アンド・イミュニティ誌において2015年3月30日に報告している。
たばこを吸うのは、人によっては難しいながらも、やめようと思えばやめられる。
喫煙はがんや心臓や血管の病気をはじめとして病気のリスクを高めるのはよく分かっている。見方を変えれば、たばこをやめればリスクが下がる。予防可能な死亡、病気、身体障害の原因と考えられる。
たばこの煙は炎症を増強して、免疫細胞の抗菌機能を損なわせる。
研究グループは、さらに感染症を悪くする原因としてのたばこに着目した。感染症も悪くするのか。
        
■煙が細菌を鍛えるような影響が?
         
薬が効かなくなる細菌がさらに強力になるかもしれないというわけだ。
たばこの煙に鍛えられて、強力な細菌が誕生するという具合か。
検証の対象としたのは、「メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)」だ。病院で感染が広がって、大量の弱まった人の病気をより悪くする場合があり、日本でも問題になる。
研究グループは、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌をたばこの煙からの抽出物にさらして、変化を検証した。
治療をより難しくするか?
        
■細菌は電気的に変化
       
結果として、たばこの煙にさらされた細菌が、人間の体でも異物を攻撃するマクロファージに対する耐性がより強くなると分かった。細胞を溶かしたり、抗菌作用のあるペプチドと呼ばれる分子で細菌を殺傷したりしようとするが、たばこの煙にさらされると簡単には細菌が死に絶えることがなくなった。
その秘密は、たばこの煙にさらされるほどに、細菌の表面の電気的な状態を変えているということだ。
イメージとしては、電気が動きやすくなっていた。
たばこの煙抽出物にさらされてから24時間にわたって継続した。
たばこの煙抽出物とメチシリン耐性黄色ブドウ球菌に感染したネズミは、肺炎を起こして40%が死に至った。たばこにさらされない場合は10%程度なので、大幅に高まったことになる。
たばこで免疫自体も弱くなる可能性もある。
たばこの煙でダブルパンチというわけだ。怖い。
         
          
記事では、MRSAが取り上げられていますが、MRSAとは薬剤耐性を持った黄色ブドウ球菌のことです。
昨日のブログでも取り上げられていたように、アトピー性皮膚炎にとって、黄色ブドウ球菌は、密接な関わりを持っていることが分かってきていますので、こうした「鍛えられた黄色ブドウ球菌」は、よりアトピー性皮膚炎の症状悪化から回復させるのに難しくさせることが考えられます。
タバコには十分、注意しましょう。

                         
おまけ★★★★博士のつぶやき

タバコの場合、気をつけたいのは、やはり「受動喫煙」じゃな。
吸っている本人は、タバコのフィルターを通して煙を吸い込むが、周囲の人間は、タバコから燃焼された煙を直に吸い込むことになるから、影響が出やすい、といわれておるしの。
アトピー性皮膚炎の状態が悪い人は、同居する家族も気をつけて欲しいの。