化粧品とスキンケアとお薬

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                
さて、スキンケア、と聞くと一般の方は最初に「化粧品」を思い浮かべるのではないでしょうか?
しかし、この認識は立場によって異なるようです。
一つの記事を紹介しましょう。
         
        
●花粉症、アトピー…アレルギー薬は危険?不整脈や内臓疾患の恐れ 化粧品使用も厳禁
http://biz-journal.jp/2015/04/post_9604.html
         
スギ花粉症のシーズンはピークを越えたと見られていますが、花粉症以外でもアレルギーに苦しんでいる人は多くいます。アレルギーとは、特定の抗原に対して免疫反応が過剰に起こることをいいます。原因については諸説ありますが、生活環境や遺伝、抗原に過剰にさらされることなどが考えられます。アレルギー患者は増加の一途をたどり、専門医も増えてきています。厚生労働省の調査によれば、国民の3割以上がアトピー性皮膚炎、花粉症、気管支喘息などのアレルギー性疾患を持っているようです。
皮膚科医の菅原由香子氏は、アトピー性皮膚炎をはじめとするアレルギー疾患には、正しい医療処置が必要であるといいます。今回は、菅原氏にアレルギーの予防や対処方法について話を聞きました。
         
■正しいアレルギーの知識を身につける
         
–「アレルギーは完治しないので、上手につきあっていく方法を模索する」といった記事をよく目にしますが、本当に治らないものなのでしょうか。
          
菅原由香子氏(以下、菅原) 体内に細菌やウイルスなどの異物が侵入してきた時に、それを撃退する反応を免疫反応といいます。本来、人間にとって必要不可欠な生理機能ですが、無害な物質や微量な異物にまで過剰に反応してしまう状態がアレルギーです。一度アレルギーを発症してしまうと、簡単には治りません。長い時間をかけて体質を改善すれば症状が緩和する場合もありますが、放っておいて治ることは期待できません。したがって、症状を抑えるためには、アレルギーの原因物質(アレルゲン)との接触を完全に断つか、薬を服用しながら生活していくしかありません。
          
–アレルギー患者には、薬を常用している人が多いと思いますが、自分の体質に合う薬を見つける方法を教えてください。
            
菅原 効能だけに流されず、副作用も十分に考慮に入れて服用するようにしましょう。例えば、抗ヒスタミン剤はアレルギー症状に対して即効性がありますが、その一方で、眠気を感じたり、口が渇いたり、排尿がしにくくなるなどの副作用が生じることがあり、海外では不整脈の報告事例もあります。最近は、副作用を極力少なくした新しい抗ヒスタミン剤も開発、販売されています。
             
また、ステロイド剤は効果が強いのですが、長期間服用すると依存症や副腎機能の低下、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、感染症等の危険が高まります。アレルギーの治療は長期にわたる場合が多いので、使用には慎重であるべきです。
          
■皮膚のバリア機能低下に注意
          
–アトピーもアレルギーの一種なのでしょうか。
          
菅原 アトピー性皮膚炎は、もともとアレルギー体質の人や、皮膚のバリア機能低下により皮膚が弱くなった人に見られる炎症です。主に、湿疹とかゆみを引き起こし、再発を繰り返しながら慢性的になるのが特徴です。一般的には、6カ月以上(乳幼児は2カ月以上)症状が続くとアトピー性皮膚炎と診断します。また両親がアトピー性皮膚炎や気管支喘息、花粉症、アレルギー性鼻炎、食物アレルギーなどのアレルギー疾患を持っている場合、その体質を受け継いで発症する可能性が高いといえます。
皮膚には元々、表面の皮脂膜や角質細胞、角質細胞間脂質などがバリア機能を担っています。そのため外から異物の侵入や体内の水分の蒸発を防いでいるのですが、アトピー性皮膚炎にかかる人はバリア機能が低下しており、異物が皮膚の奥まで入り込みやすい状態になっています。そこへなんらかの刺激によって、かゆみが生じた場合に皮膚を強く爪でひっかくことで炎症が起き、さらにバリア機能が低下することになります。
これを予防、改善するためには、皮膚への刺激を減らして正しいスキンケアを行うしかありません。最近の化粧品には、配合する有効成分を超微粒子にして、肌の中に入り込ませる技術が進み、肌が本来持つバリア機能を無効化するタイプのものが多くなっています。合成界面活性剤、防腐剤、着色料、香料、合成ポリマーなど、さまざまな化学物質が肌に悪影響を与えます。
例えば、合成界面活性剤はたんぱく質を溶かす作用があり、洗浄力が弱いものでも皮膚にダメージを与えます。皮膚の構造を壊して肌の深いところまで浸透しますから、アトピー性皮膚炎を患っている人は使用を控えるべきです。
アレルギー反応を抑制する薬など、治療の選択肢が広がっています。医師や薬剤師と十分に相談して、自分の体質に合った治療法を見つけてください。
         
–ありがとうございました。
        
          
記事のアレルギー、アトピーに関する内容は別にして、最後の方の「化粧品」に関する部分は、こうした認識でいる医師が多いのは確かなようです。
それは、同じように界面活性剤を使用したクリーム状のお薬は、この認識に該当しない、というケースです。
他にも「脱保湿」で治療する医師が、塗り薬を処方しているケースもあります。
脱保湿の考え方で、一つ大切なのは、皮膚にとって刺激となりえる人工物は排除する、ということがあるのですが、医師が処方した「特別なお薬」だけは人工物に該当しない、ということなのかもしれませんが、体が保湿機能をそうした皮膚に塗布したものに頼ることがマイナス、となるならば、そうした特別なお薬も皮膚の防御機能を果たす以上は、同じスキンケアと考えれます。
こうした表現の違い、そして「立場の違い」という部分には気を付けるようにしましょう。

                                 
おまけ★★★★南のつぶやき

一般の方にとって、医学的知識に基づいた医師の説明は非常に貴重なものです。
しかし、多くの医師が、民間療法に対して「エビデンス」に基づかないことが根拠がない、としている割には、医師の説明に「エビデンス」が伴わないことはよく目にします。
アトピー性皮膚炎の原因や解決法には個人差が大きい以上、エビデンスだけで全てではない(自分に合ったエビデンスを、見つけられるのか、という点において)ことは確かでしょうが、自分の意見だけはエビデンスが不要、他人の意見にはエビデンスが必要、といったケースには注意した方が良いかもしれません。