【閑話休題】アレルギーに罹りやすいかを知る?

ショウゴです。

 

 

 

 

 

 

                       
今日は、アレルギーに罹りやすいか、簡単な検査で知ることができるかも、という記事があったので紹介するね。
          
         
●アレルギーのかかりやすさを知る「DNAメチル化」、ぜんそく(喘息)や花粉症の検査に?
http://www.mededge.jp/a/pedi/11248
        
20年前と比べると、ぜんそく(喘息)や花粉症などのアレルギーの病気にかかっている人は大きく増えているはずだ。
日本人の遺伝子に大きな変化があったとは考えられないので、環境要因の影響が大きいはずだ。
          
■「DNAメチル化」を調べる
        
今回、紹介するハーバード大学をはじめとする国際チームからの論文は、アレルギーと診断された人の血液の「DNAメチル化」状態を調べた研究だ。
人はDNAの遺伝情報に基づいてタンパク質を作る。このコントロールをするのがDNAメチル化だ。DNAに「メチル」という分子が付くとオフに、外れるとオンになる。どの遺伝子が活発かを知ることができる。DNAメチル化は環境要因をはじめさまざまな影響を受けて変化する。
有力科学誌ネイチャー誌オンライン版に掲載された。タイトルは「血清IgE濃度と相関するエピゲノムについての研究(An epigenome-wide association study of total serum immunoglobulin E concentration.)」だ。
研究自体はどの施設でも実施可能なDNAメチル化を調べる検査を、アレルギーと関係する「IgE抗体」が高くアレルギーと診断されている人から取った血液で行っている。
その結果、アレルギー症状の主役である「好酸球の活性」や「IgE産生」に関わる遺伝子のDNAメチル化が正常と比べて大きく変化していると分かった。
         
■ぜんそくでは減る
       
まずは血液すべてを使って結果を導いている。さらに、この変化がアレルギーに関係する白血球「好酸球(こうさんきゅう)」で起こっているのかを調べている。
ぜんそくの人を対象として、IgEの高いグループと低いグループに分けて、それぞれの人の血液から好酸球を分けてDNAメチル化を比べている。
結果として、好酸球の活性に関わる6種類の遺伝子全てで、ぜんそくの人ではDNAメチル化が減り、IgEが高まるほどこの傾向は強まっていた。DNAメチル化を調べると、アレルギーへのかかりやすさの指標になると指摘している。
        
■簡単な検査が可能に?
       
結果はこれだけだ。現象自体の重要性を評価して論文を掲載したのだと思う。実際のところ、この研究ではDNAメチル化がアレルギーの原因か結果かはよく分からない。
検査は簡単だ。正常なグループではもともとDNAメチル化の程度に大きなばらつきがある。今後は、DNAメチル化の程度を調べた上で追跡調査をしてアレルギーとの関係を調べるような研究があるだろう。
いろんな方からアレルギーに困っているという話を耳にする。この研究をきっかけに、気の利いた答えを伝えられる日が来るのを期待している。
          
         
記事を読むと、まだ実用化、というわけではないようだけど、一つの方向性的な面で、こうした現象が起きている、というのは興味深いと思うんだ。
もちろん、アレルギーに罹りやすいかが分かったことが、アレルギーの予防に繋がるわけではないだろうけど、事前に自分がそうした状況にあることが分かれば、何らかの事前の「対応」も可能になってくるんじゃないかな。
今後の研究に期待したいよね。

                     
おまけ★★★★大田のつぶやき

アトピー性皮膚炎だけで考えると、免疫機能から痒みを生じるケースと、皮膚機能の異常をきっかけに痒みが生じるケースがあるため、アレルギー的な要因のみで解決することは難しいかもしれませんが、アレルギー的要因を抱える方にとっては、役立つ可能性は高いのではないでしょうか?
免疫の研究は、いろいろと進んでいますが、少しずつアトピー性皮膚炎の解決に繋がってくると良いですね。