安保先生からお聞きした話(2)

北です。

 

 

 

 

 

 

 

                         
今日は、昨日の続きで、安保先生にお伺いした話を紹介したいと思います。

                                 
●塩分の不足がアトピーを悪化させている

                            

生活習慣病の対策として、塩分を控えることが当たり前のような風潮となっています。
確かに塩分の過剰摂取は、高血圧や腎臓病、そして不整脈や心疾患につながることが分かっていますので、気を付ける必要がありますが、塩分が不足した状態も、身体にとっては「異常」な状態につながることがあります。

ざっくりとした体の反応をみると、甘いもの(糖分)は副交感神経を、そしてしょっぱいもの(塩分)は交感神経を刺激することが分かっています。
アレルギーにつながる免疫を考えると、リンパ球が関係していることから、副交感神経が優位な状態が続き過ぎることが一つの原因である、とも言われています。
最近の子どもたちは、外で遊ぶことが少なくなり、ゲームなど、家で遊ぶ機会が増えています。
家でゲームをしたり、マンガを読んだり、といった遊びも副交感神経を優位にさせます。

逆に、交感神経を刺激する行動とは、身体を動かす、つまり外で遊ぶことが挙げられます。
また、身体を動かすことは、筋肉などに疲労物質などを生みだし、それを解消するために体は睡眠を必要とし、眠気を感じやすくなります。
体を動かすことで交感神経を活発にし、そして睡眠を上手に誘導し、睡眠中は副交感神経が働き、一日の中でみると、交感神経と副交感神経のバランスがほどよく保たれる、これが理想的だと言えるでしょう。

しかし、塩分を制限し、必要な量以下にして、逆に甘いものばかり食べて、外で体を動かさず、家の中でばかり遊んでいる、こうした行動は、身体にとって必要な交感神経の働きを減らし、副交感神経が優位になっている状況を多くしてしまいます。
もちろん、副交感神経の働きそのものは、身体にとって必要な状況でもあるのですが、そこには交感神経の働きがシーソーの反対側にあってバランスが保たれている必要があるのです。

このように、塩分の摂取量を必要以上に減らすことは、体内の免疫活動、そして自律神経の働きにも直結し、身体にとってマイナスになっていると言えるでしょう。
そのマイナス面は、免疫機能に強い影響を与えている自律神経の働きのバランスを崩していることから、アトピー性皮膚炎、あるいは花粉症など、アレルギー疾患につながることがあります。

いわゆる生活習慣病と呼ばれるものは、毎日の生活の積み重ねの中ら生み出される、とされています。
そうした積み重ねていく生活とは、睡眠、運動、食事、ストレスなどがあります。
塩分が不足した状態を積み重ねていくことも、取り過ぎた場合とは違う影響ではありますが、身体にとってマイナスの影響を生み出す可能性があることは覚えておいた方が良いでしょう。

今回は、安保先生とのお打ち合わせの中で出てきた話について紹介させていただきました。
体に生じる反応(症状)は、身体にとって必要だからこそ生じていることを忘れないようにしたいものですね。

                                   

おまけ★★★★北のつぶやき

昨年、連載された新潟大学名誉教授の安保徹先生が書かれた「ゼロからわかる安保理論、これさえわかれば健康で長生きできる」という特集は、今年の夏頃までに出版が予定されています。
まだ題名も決まっていませんが、出版時期などが決まりましたら、あとぴナビでもお知らせしたいと思います。