2015年春のアトピーケアのポイントとは?(1)

編集の北です。

 

 

 

 

 

 

                        
今日は、あとぴナビ2015年春号より、特集記事「春のアトピーケアのポイント」について紹介したいと思います。
            
         
●最も悪化しやすい季節を乗り切る
春のアトピーケアのポイント
(2015年春号特集記事より)
          
アトピー性皮膚炎の方にとって、一年の中で春の季節はもっとも症状が悪化しやすい傾向があります。
その原因としては、季節的な要因に加えて、生活環境における様々な要因が絡むことが挙げられますが、症状の悪化を防ぐためのポイントについて考えていきましょう。
         
          
■Part1 春のさまざまな悪化要因を理解しよう
        
<<季節的な悪化要因>>
         
●要因1 花粉、黄砂、PM2.5
         
・大気中には悪化要因がいっぱい
         
春には、いくつかの季節的な悪化要因があります。中でも最大の要因は、大気中の浮遊物質による悪化です。アトピー性皮膚炎の方がもっとも併発しやすい他のアレルギー疾患は、アンケート結果にもあったように花粉症があります。
さらに、これからの時期は、黄砂や最近話題になっているPM2.5など、大気中の浮遊物質による悪化が見られます。
            
・マスクやゴーグルで物理的対策
         
こうした大気中の浮遊物質は目に見えない分、また個人レベルでの対策が難しい点もあるため、物理的な対処が対策となります。
まず、外出時には、マスクや場合によってはゴーグルなど、原因となる浮遊物質が、鼻の粘膜や、目の結膜など、粘膜部位に直接触れないような対策を行いましょう。
          
・家の中に花粉を入れない方法
          
また、家族にアトピー性皮膚炎の方がいる場合、同居する家族が帰宅時に衣服などに付着して持ち込んだそれらの浮遊物質が症状悪化の引き金になることがあります。家に入る前に、衣服を叩いて花粉などを落とすようにしましょう。
外で洗濯物を干すことにも注意が必要です。浮遊物質に対する症状悪化が強くみられる場合には、室内干しを行うようにすることも大切です。こうした浮遊物質への対策はしっかり行いましょう。
          
         
●要因2 空気の乾燥
        
・春の空気はまだ乾燥している
          
春の季節は、依然として空気が乾燥した状態が続いています。また、冬の時期は厚着になるので、肌の露出部位が少なかったのが、気温の上昇と共に衣服が薄くなるのに合わせて露出部位が多くなります。すると、冬の間は衣類で直接外気に触れなかった肌が、外気に直接触れることで乾燥しやすくなります。
スキンケアは冬用の対策を継続して行うようにしましょう。
         
・肌の洗浄後、十分な保水・保湿
          
基本は保水をベースにして、保湿に重点を置くことです。掻き傷など肌のダメージが強い方は保護のスキンケアもしっかりと行いましょう。
花粉症などを併発している場合は、肌に付着したそれらの原因物質をしっかり洗い流すことも大切です。ただ、肌の洗浄はどうしても皮脂をとることによる乾燥を生みやすく、それを補えるようなスキンケアも合わせて行いましょう。
         
           
<<生活環境の悪化要因>>
        
●要因1 環境の変化による心因的な要因
        
・生活環境が変わると精神的ストレスを受けやすい
         
春の季節は進学、進級、あるいは就職等、生活環境が大きく変わる時期でもあります。
そのため、心因的なストレスを受けやすく、それが症状の悪化につながることも多々見受けられます。精神的なストレスを受けないよう回避することはなかなか難しいため、そういったストレスから体が回復できる「睡眠」をしっかり確保することを心がけましょう。もちろん、ストレスの要因がはっきり自覚できる方は、可能な範囲でその解消も心がけるようにしましょう。
        
・運動や入浴でストレスを解消
         
精神的なストレスは、身体を動かすことである程度解消されることが分かっています。花粉症などの対策を行いながら、散歩など軽い運動を生活の中に取り入れることも対策の一つです。また、ぬるめの温度で入浴をしっかり行うことも副交感神経を刺激して、心因的な要因の解消につながることが分かっています。時間が取れる方は、朝晩二回の入浴を長めに行うとよいでしょう。
        
●要因2 化学物質の要因
        
・新たな職場や学校の化学物質に注意
       
転居や就職などにより、生活環境が大きく変わる方も多いと思います。
新しい生活拠点となる場所が、新築であったりハウスクリーニングなどで化学物質の影響を受けやすくなっていることがありますので、気をつけましょう。
具体的な対策としては、換気がもっとも手っ取り早い方法です。また、運動や入浴で代謝を上げることもよい方法でしょう。
        
          
まず、今日は、前半部分に当たる、春の季節に潜む悪化要因について抜粋いたしました。
記事にもあるように、多くのアトピー性皮膚炎の方にとって、春は一年の中で症状を落としやすい季節、ということが挙げられます。
その理由としては、上記に取り上げたような項目が複数重なり合うことで、影響が見られやすいと考えられます。
思いつく、悪化要因があった場合、できる限り、それらの解消を心がけるようにしましょう。

明日は、スキンケアや入浴、運動などの対策について考えたいと思います。

                          
おまけ★★★★大田のつぶやき

皮膚は「内臓の鏡」「第六の臓器」と呼ばれるように、体の中の状態を反映させる体の大切な器官、ということが言えるでしょう。
それだけ、心因的な要因から影響を受けることも多い、ということですので、身体と心が良い状態に保たれるような工夫はしっかりと行うようにしましょう。