体をゴシゴシ洗うことに気をつけましょう(2)

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

            
今日は、昨日の続きです。

昨日、紹介した朝日新聞の記事では、身体をゴシゴシ洗うことが、肌にとってマイナスの影響を与えることがある、ということが書かれていました。
特に、アトピー性皮膚炎の方の場合、フィラグリンなどバリア機能に関する因子が少ない傾向があるため、余計に、角質層にダメージを与えるから、ということでしたが、確かに、洗い方を誤ると、乾燥状態やバリア機能低下を招くケースはあるようです。

特に、今の体を洗う洗浄剤は、合成か天然かを問わず、界面活性剤によるものが中心となっています。
そのため、ただでさえ、皮脂が洗うことで乳化され、取れやすい状況になっているところに、ゴシゴシ洗ってしまえば、余計なダメージを与える、という心配はつきまとってくると言えるでしょう。

記事に書かれているように、本来、入浴するだけで、ある程度の汚れは落ちます。
垢となって落ちる部分は、ほっといても「落ちる」ようになっているわけですから、自然に剥離するのを待つことも一つの方法です。
入浴をしっかり複数回行っている方の場合は、毎回の入浴のたびに、石鹸などを使って体を洗う必要はないでしょう。

また、記事にあるように、入浴後にすばやく保湿を行うことはとても大切なことです。
入浴後は、身体を温めた分、皮膚からは水分が蒸散する傾向にあることは避けられません。特に冬の時期は大気が乾燥状態にあるため、なおさらです。
そこで、入浴後は、そのまま浴室内の湿度がある環境で、手早くスキンケアを行うと、入浴後のダメージが軽減されます。

もう一つ大切なことは、ブログで何度も書かれているように、入浴温度です。
寒い時期、どうしても入浴温度を上げ気味になりますが、一時的な温まり感はあっても、高い温度を体が受け入れられないため、血流が悪くなり冷えの状態が作り出しやすくなります。
同時に、入浴後は、真っ赤になった肌から熱を放散するため、角質層の水分はより失われることになります。
入浴温度を上げすぎないような注意はするようにしましょう。

入浴は、アトピー性皮膚炎にとって、メリットもデメリットもあります。しかし、デメリットの部分は、入浴の方法を正しく行うことで、軽減することができます。そして、メリットはデメリットと比較しても大きなものがありますから(内分泌や自律神経に対する影響)、正しい入浴を生活の中に取り入れるようにしましょう。

                                
おまけ★★★★中田のつぶやき

今日、大田さんが書いていた洗浄剤の界面活性成分が肌に与える影響は、ヒトによってはかなり大きなものがあることがあります。
自然派を考えていくと、石鹸が良いと思う方が多いのですが、石鹸も界面活性剤であることに変わりはなく、皮脂への影響は避けられません。
あとぴナビでは、重曹成分を元にした、界面活性作用のない洗浄剤も取り扱っていますが、お肌のダメージが大きい方は、こうした界面活性剤の問題も考えてみると良いでしょう。